TED Recommendations to Students 2020

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「英語学習法」の課題として,TED: Ideas worth spreading、あるいはTED-Ed: Lessons worth sharingの動画を自由に視聴し,先生として生徒に紹介したいと思うものについて,「内容紹介」と「印象的な英語表現」,およびそれを取り上げた理由をまとめてもらいました。

その際,参考資料として昨年度までの同一課題ページを紹介し,自由に参照してよいこととしています。

以下,提出された順に紹介します(同じ動画がお薦めされた場合は,先に紹介してくれた人のところに別の推薦者の紹介文も掲載しています)。

Contents

人を惹きつける話し方: Julian Treasure by YT

内容紹介: 

音などを研究するJulian Treasureはどのように話したら人を惹きつけることができるのかについて話している。

まずは「話者の七つの大罪」という7つの悪しき習慣を止めなければならない。

では、前向きな取り組みはできないのか。その前向きな取り組みとして、私たちが心掛けるべき4つの強力な礎を、それぞれ頭文字をとって、「HAIL」と表している。

これまで私たちが話す際に注意すべき内容に触れてきたが、伝え方もとても重要である。何かを伝える際、私たちはのどを使い、声にしている。のどは「道具箱」であり、その箱の中の道具すなわちのどの使い方を学び、それを実践する必要がある。

したがって、話す内容と声の使い方を意識することで、人を惹きつけるような話し方ができるようになる。

印象的な英語表現:

  • Some people have a blame thrower. (責任転換ばかりする人もいます。)
    • blame throwerという表現は、一般的にはあまり使用されない。直訳すると「非難を投げる人」となり、「責任転換する人」という意味になる。

取り上げた理由:

私は普段、どのように話したら人を惹きつけることができるのか疑問に思うことが多い。私は教師を目指しているが、教師になるうえで、話し方のスキルを学ぶことはとても重要である。人を惹きつけるような話し方ができれば、子どもたちからも信頼されるような教師になりえるだろう。教師を目指していなくても、伝え方のコツを知ることができれば、人間関係も円滑になりえる。すなわち、すべての人にとって人を惹きつける話し方を身に付けることは、有益なことであると考えたため、取り上げた。

How to shift your mindset and choose your future by SS

内容紹介: 

このスピーチはトムさんが気候変動への問題へ向けて立ち上がろうと訴えかけるものである。国連に務めるトムさんは長く退屈な会議に不満を感じていたある日の会議中、友人で、同僚で、共同執筆者でもあるクリスティアナから「つらいわ、でも愛を持って接しましょうね」と互いを励ますメモを受けとる。事務局長という重要な役を務めているクリスティアナからの手紙に驚くとともに、これが問題解決の本質だと気付く。トムさんが最も国連の仕事、会議に不満を持っていた理由は、自分にとってそこはコントロールできない場であったからだ。自分には制御できない窮屈さから無力に感じて落ちこんだという。ただこれはトムさんだけの話ではない。多くの人がとてつもなく大きな課題に力が及ばず、「自分一人が頑張ったって無駄ではないか」と思ってしまう経験はあるだろう。そこでトムさんは数名の病院従事者の写真を見せる。「この人たちはCOVID-19という巨大な問題に立ち向かっている。この人たちは病気を防ぐことができるのでしょうか、いいえ。患者の命を救うことができるのでしょうか、いいえ。では彼らの貢献は無駄で無意味なことなのでしょうか、いいえ。決してそんなことはない。」そしてトムさんは彼らから、“たとえ大きな問題を前に結果を制御できなくても、人間は献身的で持続的な行動を取ることができる”と証明する。では、本題である気候変動についてどう解決していけば良いのだろうか。トムさんはこの解決策を“揺るぎない楽観”だと述べている。ケネディ大統領が「10年以内に月に人間を立たせる」と宣言した際、人々に勇気と感動を与え、困難だと思える敵と戦うという共通の目的を意識させ、アメリカを団結させた。過去に偉業を成し遂げた人達は皆、肝の据わった覚悟ある揺るぎない楽観を持ち、成功を招いてきた。そして現在、気候変動という大きな困難に直面した私たちは分岐点に立っている。立ち向かうか、退くか。トムさんは「覚悟ある揺るぎない楽観で立ち向かおう」と呼びかけている。「成功するかもしれないし、失敗するかもしれない。それ故にこそ今が最も刺激的な時である。」と。最後にトムさんはクリスティアナからのメモに書いてあった内容で締めている。「今起きている世の中の変化を見るのは辛いことかもしれない。だからこそ愛を持って接しよう。」

印象的な英語表現:

  • without the stubborn optimism, the action doesn’t sustain itself.
    • 揺るぎない楽観がなければ、行動は持続しないのです。
  • We can no longer afford the luxury of feeling powerless.
    • 無力だと感じているような余裕はありません。

→個人的にどちらも好きなセリフだから選んだということもあるが、高校までの語彙力や文法のみで理解できる点、日本語に直した際、主語や目的語が抜けていても意味は通じる点が印象的だった

取り上げた理由:

私は中学3年生へ進級した子たちを想定して動画を選んだ。動画の内容では気候変動に立ち向かうという中学生にとっては少しスケールの大きい内容であるものの、悩みや不安、困難を抱える中学生(特に中体連と受験が控えている3年生)が見て学べることは多くあると思った。“揺るぎない楽観”というパワーワードを彼らのマインドセットの1つにして挑戦し続けてほしいという願いを込めてこのスピーチを取り上げた。

The power of passion and perseverance by MM

内容紹介: 

27歳の時に、経営コンサルタントを辞職し、アメリカで中学校の数学教師になった女性の話。指導を通して、IQだけが優等生とそうでない生徒を区別するものではない、ということに気づき、衝撃を受ける。確かに、IQは教育を作る上での1つのものさしとして、重要視されてきたが、IQがいくら高いからと言って学校や生徒の生活がうまくいくとは限らないのではないか。

その後、彼女は大学院に入学し、心理学者としてさまざまな研究を行った。それらの結果からわかったことは、「やり抜く力」の重要性だ。1つの目標に向かって一生懸命に、めげずに努力し、それを実現できるのか。この力は、私たちを成功に導いてくれる。しかし、私たちのこの考え方ややり方は本当に正しいものなのか、私たち自身も挑戦して、やり抜かなければならない。結局、子どものやり抜く力を成長させるには、私たちもやり抜かなければならないと言うことだ。

印象的な英語表現:

  • Grit is living life like it’s a marathon, not a sprint.
    • やり抜く力は、短距離走ではなく、マラソンのような人生を生きることです。

この台詞は、例えがわかりやすいからこそグッときた。また、Gritという単語の意味が初めわからず、日本語訳を見ると やり抜く力 と訳されていたが、辞書で調べると 度胸 という意味でもあると知った。度胸があるからこそやり抜くことができるのではないかとも考えた。

取り上げた理由:

まず私には忍耐力というものが全くないため、自分の参考になると思い、タイトルを見て決めたのだが、内容は子どもに関するものだった。今思えば、生徒向けではなく先生向けの部分も大きく、教師を目指している私にとって、私自身が物事をやり抜かなければ、と強く思える内容だった。そして、生徒には、やはり、もともとの人間の地頭とか、学力ではなく、目標に向かって忍耐強く努力すればするだけ、成功に近づくし、実現できる、ということをわかってほしいと思い、この動画を取り上げた。

The “opportunity gap” in US public education and how to close it by RA

内容紹介: 

話者は、最初の仕事でアメリカで最大規模の少年鑑別所の学術的な研究職に就いていた。そこには、小学5年生から高校1年生に当たるくらいの年齢の子どもたちが来ており、ほとんどがラテン系か黒人の、貧困地区出身の子どもたちだった。それから彼の国の公教育の話題に変わり、報告書をもとに教育現場の現状について述べた。白人多数の学区とそれと逆の学区とでは、児童の数はほとんど同じなのに、資金提供・設備や備品の質・教員の給与などに差がある。比較的恵まれていない教育環境の子どもやその親、教員などは公教育の差に苦しんでいる。

これらの現実を受けて彼は言った。「この国の教育成果における差は、成績ではなく、むしろ機会の格差を示すものだと理解しなければならないでしょう。公教育の現状を他人事と捉えるのではなく、公教育に誇りを持とう。」と。高校やコミュニティカレッジ、地元の企業の間で協力関係が築かれつつあり、恵まれない環境の子どもたちを手助けしている現状もある。教員は子どもたちの才能を広げる助けをしているから、彼を含めた人々も子どもたちをまずは気に掛けるところから始めて援助をしていこうと、社会全体で公教育を改善していくことを主張した。

印象的な英語表現:

  • “our students are like our most valuable resource””our teachers are like our modern-day diamond and gold miners”
    • 「この国の子どもたちは、私たちの最も価値のある資源のようなもの」⇔「教員はダイヤモンド鉱夫や金鉱堀りの現代版のようである」

子どもたちは可能性にあふれた源で、教員はそのような子どもたちを見つけ才能を広げてあげる役目を持つという、話者の考えにちょうど合った、それぞれの特徴や役割を考えた上での比喩表現が面白くわかりやすいと感じた。

取り上げた理由:

単純に、教員を目指しているので教育について興味があったからという理由もある。また、コロナ禍で、実際の教育現場に行き自分の目や耳などで今の日本の教育の現状すら知る機会もほとんどなかったけれど、世界の教育の現状や考え方なども知りたかったから。

There’s more to life than being happy by YS

内容紹介: 

人生の目的は必ずしも幸せを追求することではない。人生における孤独感や絶望感を防ぐには、生きがいを持つことが必要である。幸せとは現在に充足を感じることで、生きがいとは最高の自分をより高めることに由来する。

生きがいのある人生には4つの柱がある。1つ目は「結びつき」で、家族や友人との絆である。2つ目は「目的」で、自らの強みを他者のために使うことが「目的」の鍵である。3つ目は「超越」で、何かに打ち込むことで自分を変えてくれる瞬間に出会うことである。4つ目は「ストーリーテリング」で、人生の出来事から自分の物語を紡ぐことである。

幸せは、訪れては消えてしまう。それに対して、生きがいがあれば、人生において踏ん張ることができるのである。

印象的な英語表現:

  • But when he gave the money to the vendor, the vendor drew back.
    • draw backで「たじろぐ」「身を引く」「(人・物を)引き戻す」という意味になることからdrawの意味を調べてみると、「…を描く」という意味よりも「手で軽く引く」「(興味を)引き付ける」「(考え・反応を)引き出す」といった「引く」という意味が主要であると知った。
  • He wanted our names to be the last words he spoke on earth.
    • on earthを直訳すると「地球上で」という意味になるが、地球という言葉を使わずに「この世で」という訳になる。また、疑問文や否定文、強意で使われると「いったいぜんたい」「全然・ちっとも…ない」という意味になる。
  • Happiness comes and goes.
    • 「幸せは訪れては消えてしまう。」

取り上げた理由:

まず初めに、題名に惹かれた。幸せになること以上のことがあるのかと疑問に思いながら動画を覗いてみると、なるほど、たしかにそうだと思うところが多々あった。中学生に「生きがい」といってもよほど説得力がなければ響かないと思うが、理解しやすい内容だと判断したためこの動画を選んだ。また、使われている単語や文法があまり難しくなく、高校生であれば聞き取って理解することができる人もいるだろうと思った。生きがいを持つことがどのように自分の人生を助けてくれるのかを知って、取り入れられるところからそれぞれの人生に組み込んでいってくれたらいいと思い、このスピーチを取り上げた。

Keith Eggener: The fascinating history of cemeteries by KA

内容紹介: 

墓地と言えば不気味でさみしいイメージがあるが、かつては人が集まり、にぎやかな庭だったのだ。どうして墓地は現在のような姿になったのか。

古代の人々は死体を埋葬するということはしなかった。洞窟や山頂に安置されたり、湖や海に葬られたり、儀式的に食されたり、火葬されることもあった。今日では奇妙に思える慣習でも、どれも死者を敬う方法だったのだ。しかし、12万年前に罪人だけに対する方法として、初めて土葬がなされたとき、人々はその利点に気づき、今まで続くようになった。

さらに一万年前には共同埋葬が発祥し、死者を弔う場所として固定化された。中世ヨーロッパでは都市の広場が墓であり、市場や品評会が行われた。産業革命で都市が発達すると郊外の広い墓地がその役割を担った。人々は葬儀の時だけでなく記念日や休日、ピクニックでさえも墓地を訪れた。

しかし、19世紀終わりまでに講演や植物園ができると墓地を訪れる人は減り始め、今日では多くの墓地が閑散としているようになってしまった。

現在、大都市では埋葬スペースが足りなかったり、墓地は農地として利用することができなかったり、伝統的な埋葬の環境への有害物質などが問題視されており、人々は新しい集団を考え始めています。墓地は故人を偲ぶ最適な場所と思われているが、それは亡き人を偲び敬う方法が進化し続ける過程の一つでしかないのだ。

印象的な英語表現:

  • Spindly trees
    • 「ひょろひょろと枝を伸ばした木」

中学生に訳を考えさせてみたい。

取り上げた理由:

TED-edで、時間も5分と短いので中学生の教材に向いていると思った。分かりやすいアニメーションがついているので一度日本語字幕で意味を知れたら、その次からは英語字幕や字幕なしでもなんとなく内容を把握しながら英語を聞くことができるのでいいと思う。

また、土葬が主流であることや面積の単位がacreで表されていることなど日本との文化の違いを知るきっかけも多く含まれている。

Judson Brewer “A simple way to break a bad habit” by KY

内容紹介: 

いくつかの研究によると、一生懸命何かに集中しようとしても半数の人はある時点から集中が途切れてしまうが、その理由は人の神経系に刻み込まれた報酬に関する学習プロセスに関わる。

例えば美味しそうな食べ物を見たとき、脳の命令によってそれを食べて人は満足する。私たちはこれを「文脈依存記憶」として脳内に留めて、そのプロセスを次回も繰り返すことを学習する。食べ物を「見る→食べる→いい気分になる」を繰り返す。つまりこれは「きっかけ→行動→報酬」である。

やがて、独創的な脳は悲しい時や辛い時にこれを食べると良いのではと考え、それを人は実行し気を紛らわせる。これを繰り返した結果悪習慣が生まれるのである。こうしてできた悪習慣を断つことは簡単なことではなく、例えば禁煙やダイエットを無理やり実行して断念した人も多く存在する。

そこで今回紹介された「マインドフルネス・トレーニング」は何かを強制するのではなく好奇心を持つよう促すことで、自身の経験することに意識が集中し悪習慣に気付くことで知識を知恵に発展させ、それを断つという方法である。

習慣に従った行動を見つめることで人は悪習の実態を自覚できる。こうすると行動を無理に抑えたり無理をすることも無くなる。なぜなら、その行為自体への興味が薄まるからである。これがマインドフルネスの神髄である。時間はかかるものの、新しい習慣の形成にとても役立つものである。

その瞬間体に起こっていることを観察することは、人生を変えるチャンスである。

印象的な英語表現:

  • “You know what?”
    • 直訳するにしてもどう訳したら良いか迷ってしまうこの表現。これは俗に言うスラングであり、「なぁ、ちょっと」など相手の注意を引くための表現である。意味を理解しても、どうして”?”が付くのかも英語学習者には謎に感じてしまうが、「使えたらなんかカッコイイ感」がある。

取り上げた理由:

悪習慣というものはおそらく全人類が持っており、少なくとも1度は直す努力を試みるものだと私は考える。私自身も努力して断つことができた悪習感もあれば、できなかった悪習感もあり、未だに「断つためのコツ」を理解できていないため、今後の人生を怠惰なものにしないための学習機会として取り上げた。

Why students should have mental health daysHailey Hardcastle by MO

内容紹介: 

この動画の話者は、6歳の頃からメンタルへルスの問題を抱えていた女性である。彼女は心とうまく付き合っていくためには、メンタルヘルス休暇を設けるべきであると主張している。

彼女の学生時代の経験上、一日の休みはメンタルヘルスの回復と悪化を左右するものであり、体調不良による休みと同様に子どもにとっては必要な休暇であるということを知っている。よって彼女はメンタルヘルスの問題に苦しむ子どもたちを救うために、メンタルヘルスによる休暇の取得を可能とする法律を成立させた。それにより、学校はメンタルヘルスによる休暇を取った生徒の数と日数を把握することが以前よりも容易に行うことができるようになった。また対策を立てたり、手遅れとなる前に子どもに救いの手を差し伸べたりすることができるようになった。

彼女は話の中で、強く二つのことを主張していた。まず、診断されていなくても絶対に誰でもメンタルヘルスの問題を抱えており、身体のケアと同様にケアが必要であるということだ。誰でも心が疲れてしまうことはあり、自分自身でのケアだけでなく、お互いに気にかけあうことが重要であると主張している。次に、大丈夫でなくても大丈夫であるということだ。たまには休んだっていいし、ゆっくりでも自分のペースで進めばいいという言葉は、頑張りすぎてしまう人の肩の荷を下ろさせてくれるだろう。

「時々休もう」というメッセージを送っている。

印象的な英語表現:

  • It is always OK to not be OK, and it is always OK to take a break.
    • 「大丈夫じゃなくても大丈夫。休憩したっていい。」

この言葉は一見矛盾しているようにも聞こえるが、‟大丈夫じゃなくても大丈夫“の言葉の意味を子どもたちと考えたい。私はこの言葉は、張り詰めている人の心を支える言葉であると思った。休憩することに対して良くない印象を抱く人はいるとは思うが、自分を極限まで追い込んでしまうこと以上に酷いことはないと思う。‟たまには休憩したっていい”休憩という逃げ道があることを、この言葉の意味を考えながら子どもたちに教えたいと感じた。

取り上げた理由:

私は、子どもたちの長い人生のためにも、メンタルヘルスについての認識とその付き合い方を教えてあげたいと思った。心の病で苦しむ子どもたちは少なくなく、若い世代の自殺の件数も増えている。自分を傷つける前に、この言葉を思い出すことができたら、張り詰めていた心も少しは楽になるのではないかと考えたため、この言葉を子どもたちには知っておいてほしいと感じた。生きているだけで十分であり、キツイときは休憩したって大丈夫なんだよというメッセージを、子どもたちに伝いたいと思ったためこのスピーチを選んだ。

Greta Thunberg: The disarming case to act right now on climate change by ST 

内容紹介: 

16歳のGretaさんが地球の気候変動やそれに対する人々の問題意識の無さについて話している。彼女はアスペルガー症候群と診断されていて、普段から何でも物事をはっきりさせたくなってしまう傾向にあるということもあり、地球の気候変動について考えるときには、なぜ人々は化石燃料を燃やすことは気候変動を進めてしまう悪いことだと分かっているのにやめないのか、気候変動は自分たちの生存に関わる何よりも重大な問題なのになぜ人々はその話をほとんどしないのか、良くないことだと分かっているのになぜ変わろうとしないのかを不思議に思い、この問題意識の無さに警鐘を鳴らしている。彼女にとっては、排出することが悪いことならば当たり前のようにやめることが普通なのだ。特に生存に関わる重要な問題ならなおさら、やめる以外の選択肢はないはずなのに、現実の世界はそうなっていないのである。私たちが住む地球は多くの人が考えているよりも深刻な状況になっていて、どうにかしなければいけなく、誰が何をすればいいのかを具体的に、また多くの人々の考えの習性を、危機感を持って伝えてくれている。私たちは早く行動しなければいけないこと、しないとどうなるかということを知らないため行動できておらず、どんどん自分たちで気候変動を進めてしまっている。まだ私たちには時間があるのだが、この時間があるうちにもっと自分事として考え、なるべく早く今すぐにでも行動を起こすべきであることを訴え続けている。

印象的な英語表現:

  • When you think about future today, you don’t think beyond the year 2050.
  • We already have all the facts and solutions. All we have to do is to wake up and change.

取り上げた理由:

私は環境問題に興味があり、その関連のものを探していたのだがグレタさんの動画を見つけ、少しだけグレタさんのことを知っていたので他のものより興味を持ち動画をみてみた。すると、彼女がアスペルガー症候群と診断されていることや、彼女が持っているとても大きな危機感を初めて知り、これは次代を担う子どもたちに見せるべきものだと思った。まず、彼女は16歳にしてきちんとした知識と根拠を持った上であのようなステージで堂々と話している。これにより彼女と年が近い子どもたちに、環境問題について本当に真面目に考えなければいけないのだという危機感を持たせたいと思った。また、このような素晴らしい彼女の姿を見せることで、子どもたちの発達障害への見方を変えたいと思った。

Love, no matter what by RS

内容紹介: 

What do you feel if you have LGBTQ friends or disability-friends?  Or if you are mother or father having children with disability?  In past years, those people were not accepted by their family, friends, and society.  However, fortunately, they are gradually being accepted by them. What is happened between past and now?  In this video, Andrew Solomon, a writer claims strong family love with disability children.

印象的な英語表現:

  • ‘‘I don’t accept subtractive model of love, only additive ones. And I believe that in the same way that we need species diversity to ensure that the planet can go on, so we need diversity of affection and diversity of family in order to strengthen the ecosphere of kindness.’’

取り上げた理由:

I sometimes think what ‘comfortable society for everyone’ is?  There are many people with different character, career, family, and surrounding.  After watching this video, my thought was changed.  I of course do not have any resistance to LGBTQ or disability people… but is it true?  I have never met such people in my life.  What is true kindness for everyone?  I think it is not only being kind for people.  It is really important to recognize the lifestyle and sense of values to each other, and to overcome the difficulty of trouble and disability.  LGBTQ and disability people surely have difficulty for surrounding and healthy subjects also should do trial and error to establish how to connect with those people.  When you watch this video, you think what kindness is and what family love is.

You are not alone in your loneliness: Jonny Sune by HS

内容紹介: 

この話には、Jomnyという異星人が登場する。Jomny は人類を研究する任務のために派遣されたが、ひとりぼっちの地球で遠い故郷を恋しく思っている。しかしソーシャルメディアでジョークを書いてはシェアし、それによって孤独から救われていた。

多くの人にとって、インターネットの世界は孤独を感じる場であろう。しかし、一度その空白に自分の気持ちを伝えてみると返事が返ってくるようになる。つまり空白には沢山の人がいて、皆自分の声も聞いて欲しいと願っている。ソーシャルメディアには悪い結果に繋がって悲しみや怒り、暴力を感じるなどの影響もある。しかし、ソーシャルメディアで気持ち打ち明けたものを読むことで、自分とは全く違う境遇の人の立場で物事を体験することができるから楽しいと言える時もある。多くの人は個人の話を完全に成熟していないのにネット上で話すことは危険だと感じられるだろうが、未熟な人にとって不完全な自分や自分の不安や傷つきやすさを他の人に伝えることが重要なため刺激として役立つと考える。

例えば、ある人の悲しみや恐れ、孤独感の打ち明けを聞くと、「孤独を感じているのは自分だけではない」と確認できるため、孤独感を和らげることができる。弱い自分を認める心地良さを皆で共感し、人とのつながりの中で共有することを大切にする。そのような体験を小さく扱いやすい短編小説やジョークなどの形にすることが最終的な狙いである。また、ソーシャルメディアへの投稿を通してコミュニティが生まれ、人と出会い、その中で心の友が見つかる時もある。今のような危険で不安な時代の中で人間同士の繋がりは大切である。

印象的な英語表現:

  • I’m like a onion. Under all my layers I’m just a smaller, mor afraid onion.
    • 玉ねぎみたいだ。全部むいたら小さくて怖がりの自分がいるんだ。

→単語も単純だし、文法の理解に不安があっても“なんとなく“聞くことができて、“なんとなく“意味を考えることができる、読みやすいレベルの文法だと思った。意味が深く筆者の言いたいことも表している部分。

  • if I could have dinner with anyone, dead or alive, I would. I am very lonely.
    • 一緒に食事してくれるなら生者でも死者でも構わない。

→仮定法などの文法の応用として訳してみて欲しい部分。

取り上げた理由:

全体的にわかりやすい英単語で聞き取りやすいと思った。まずは難しい英文よりも簡単な英単語から構成された文章の意味を“なんとなく“推測して考えるところから始めて欲しい。またインターネットの怖さと共に、良い使い方をすれば、良い影響を得ることができるということを知って欲しいためこの話を選んだ。特に、他人に共感したり、自分の孤独を共有したり打ち明けることは難しいが大切なことだと思った。ソーシャルメディアの危険性については言及されることが多いが、このような良い使い方の例はなかなか無いと思ったので、人々がstay homeでソーシャルメディアなどに興味を持つ今、この動画を見て欲しいと思った。

Success, failure and the drive to keep creating by HK

内容紹介: 

作家のエリザベス・ギルバートは『食べて、祈って、恋をして』のヒットで成功を収めた。しかし、その成功のせいで書くことが怖くなった。長いスランプに陥り、生まれてから夢だった執筆活動をやめるかどうかまで悩んだ。その度に、「私はやめない、自分の居場所に戻るんだ」と決意し書くことを続けた。結局、失敗より何よりも書くことが大事であるとスランプを乗り越えた。

ところが、20年経って『食べて、祈って、恋をして』がヒットした今の自分と、本も出せない当時の自分が重なった。ここで、どちらの場合にも、同じように心の深みの中で進むべき道を見失う危険があると気づいた。同時に、どちらの場合でも同じ方法で自分を取り戻せることに気づいた。その方法とは、できるだけ早くスムーズに自分の居場所に戻ること。つまり、自分の体よりも大事なものに何度でも戻ることである。その居場所を取り戻すためにやり続ければ、問題は解決する。

印象的な英語表現:

  • For me, going home meant returning to the work of writing because writing was my home, because I loved writing more than I hated failing at writing, which is to say that I loved writing more than I loved my own ego, which is ultimately to say that I loved writing more than I loved myself.
    • 「私にとって、『戻る』とは作家の仕事に戻ることです。私の居場所は書くことだから書いて失敗する辛さより書くことへの愛情の方が勝っていました。結局、私には自尊心やもっと言えば自分自身よりも書くことの方が大事だったので書くことの方が大事だったのです。」

長い英文の中に、比較や非制限方法が含まれていて訳しがいのある文だったことと単語の意味自体は簡単なものが多かったことから選びました。

取り上げた理由:

努力し続けることの大切さが伝わるのはもちろんだが、失敗した自分に対して肯定的に考えたり、冷静に自己を見直していたりする、作者の考え方にも学ぶところがあると思いました。また、動画が7分程度と短めで、使用している英単語は簡単でわかりやすいと思って選択しました。

Takaharu Tezuka: The best kindergarten you’ve ever seen by MH

内容紹介: 

このスピーチは、2007年に設計された、円形というこれまでにあまり見たことのない幼稚園についての話である。この円形の幼稚園というのは、その文字の通り建物が円形であり、ドーナツのように真ん中が空いていて、そこはグラウンドのような役割をしている。内と外との境目、教室と教室との境目がなく、子どもたちは自由に建物内を動き回ることが出来る。子どもを教室の中に閉じ込めてしまうと、逆に落ち着きがなくなってしまう子がいるが、この建物ではそのような心配はない。また、本来人間は雑音の中で生活する生き物であり、そのような環境をあえて作り出すことで、子どもたちの高い集中力を引き出すことに成功している。別の面では、子どもたちはこの円形を遊びながら走り回っているため、他の幼稚園に通う子どもよりも遥かに運動量が多く、運動能力を高めることが出来ている。

大切なのはなんでも管理下に置くことではなく、子どもたちを自由にさせることである。過保護にせず、子どもたちはちょっとした危険を経験する必要がある。それによって子どもたち同士で助け合う機会が生まれ、「共同する」という生きていくうえで大切なことを学んでいくことが出来るのである。

印象的な英語表現:

  • He loves the tree so he is eating the tree.
    • 木に登ることが大好きで、木にしがみついている男の子のことを表現している。
  • A monkey trying to fish another monkey from above.
    • 遊んでいる子どもたちのことを“monkey”という単語を使って面白く表現している。

取り上げた理由:

私がこの動画を取り上げた理由は、高校の英語の授業でこの動画が取り上げられたことがあり、その内容に衝撃を受けたことが強く印象に残っていたためである。また、話者も冗談まじりで聞いている人を引き込むのが上手であり、これなら中学生でも楽しみながら英語に触れることが出来るのではないかと考えたためである。

そして、このスピーチは、ただ自分の幼稚園の良さを宣伝するものではなく、現代の社会に足りないもの、これからを生き抜くために子どもたちが身に付けていかなければならない力についても話しており、教育者の狙いとする「育成すべき資質・能力」や「生きる力」の考え方について、自然と生徒に意識させることが出来るのではないかと考えた。

Your kids might live on Mars. Here’s how they’ll survive by AM

内容紹介: 

話者は人類が火星に住むことができる可能性について言及している。火星は地球の大きさと比べると半分も無いが、地球は水で覆われているため立つことができるところという点から考えると、地球の面積とそれほど変わらない。火星の環境について考えると、火星の大気は非常に薄く、地球の100分の1しかないにもかかわらず96%が二酸化炭素であるため、人間は呼吸ができない。また気温は-63℃という極寒である。火星は地球から遠く、4億キロ離れていて、行くのに240日かかる。また火星に行くためのロケットは無い。このような状況でなぜ話者は火星に行くことができると話しているのか。NASA2040年までに人間を火星に送り届けることができるだろうと話していることと、イーロン・マスク・テスラ・モーターズとSpaseXCEOが可能であると考えているからである。イーロン・マスクは2055年まで実現できないと考えられていた電気自動車を可能にし、SpaseXはロケット会社であるということから、可能であると考えている。火星の環境については火星のドライアイスを温めることで二酸化炭素を昇華させ、その二酸化炭素が温室効果によって火星全体を温める。その循環によって氷が溶け、水が生まれ、耕作が可能になり人間が暮らしていけると考えている。

印象的な英語表現:

  • So, let me tell you about the extraordinary adventure we’re about to undertake.
    • それでは我々が乗り出そうとしているものすごい冒険の話をしましょう

取り上げた理由:

今まで未知の惑星に住むことが可能になると考えていなかった子どもにとって、視野が広がるような内容の動画であると考えたため取り上げた。そのうえ、この印象的な表現は聞いている人を話に引き込むような表現であるため、子どもたちのスピーチなどでも聴衆がもっと聞きたくなるような表現を考えるときに役立つと考えたからである。また近い将来火星に住むことができる可能性があるということから、子どもたちが大人になるときにそのような状況があるということを知らせることで題材に対して興味を持って取り組むことができるのではと考えた。

The danger of hiding who you are: Morgana Bailey by MA

内容紹介: 

モルガナ・ベイリーさんという同性愛者の話である。この動画は2014年に撮影され、7年前の話であるが、今も同じような差別意識があると考えられる。この方はカンザス州に住みながら、変り者であろうがお構いなしと思って生きてきたそうだ。だが、16年前に自分の中にある「ユニークさ」に気づいた。そして、その性格が正反対になってしまった。他の人と関わりたくない、目立ちたくない…、そう彼女はレズビアンである。そして、16年間自分がレズビアンだと気づいてから、ひたむきに本当の姿を隠してきた。隠し続けていくことには進行性の習慣であり、どんどん自分の本当の姿をさらけ出すのが難しくなる。また、社会でも自分らしくいることが難しく、他の人と「調和」しなければ出世できないと信じられている。だが、なぜ今カミングアウトしようと思ったのか。それはこの差別的な風潮を変えたいと思ったからだ。長年隠し、目立たないように生きてきたことが、必然的にその風潮が増していくことを助長していると話している。ある研究によると、同性愛者が社会に受け入れられず生きることで、12年も寿命が縮むということが分かっている。また、心臓疾患や暴力、自殺も増えるそうだ。さらに、自分自身と向き合いたいという気持ちが大きくなったということもあるそうだ。今の社会を見て、自分が何もしてこなかったことを思い知らされたそうだ。もう品等の自分を隠さず、同じように悩む人たちが少しでも過ごしやすい社会を作っていきたいと話している。

印象的な英語表現:

  • And that shakes me to the core.
    • これは「私を心の奥底から揺さぶりました」という意味になる。the coreで核心などの意味があるが、心という意味が付けたされているところに注目した。話の中心が私というようになっているため、この核心である心という意味があるのではないかと思った。

取り上げた理由:

自分をさらけ出すことの難しさ、怖さに立ち向かうことについて話していて、とても強い人だと思ったのでこの話を選んだ。簡単にできることではない。この映像は数年前に作られてはいるが、今も変わらず差別があり、これは将来を担っていく私たちも子どもたちも知っておくべき内容である。世界から差別がなくなることは、今は不可能に思えるが、少しでも理解していきたいと考えた。また、受け入れる環境や社会がないことは大いに問題であると思う。そのため、私たち自身の意識も変えていかなければならないと考える。

Health care should be a team sport by HS

内容紹介: 

このスピーチを行っているEric Dishmanは以前腎臓のめずらしい病気になってしまった。複数の医師たちが話し合いを行った結果、腎臓の臓器提供は厳しいため、余命はあと2.3年とEricさんに伝えられた。しかし、自分で病気について調べていくうちに臓器提供はできないことはないということを知った。そして無事臓器提供が行われ、今も術後の経過は順調である。Ericさんが伝えたかったことは、病気について誤って判断した医師たちを責めることではなく、これからの病院、医療の在り方である。これからの医療の3つの柱として、「どこでもできる医療」「ネットワーク医療」「カスタマイズする医療」を挙げている。技術が進めば、スマホで血液中のたんぱく質の量がわかるようになるらしい。スマホ1つで遠く離れた自分の頼れる先生とリモートで話しながら、検診することができるようになる。そして、医者に与えられた治療法だけではなく、自分で考え、カスタムした治療法を行うべき、ということを伝えていた。そして、このスピーチで最も伝えたかったことは、病院が怖い場所であるという考え方は古い考え方であり、色んな専門医と自分で1つのチームとなってコミュニケーションをとり、一緒に治療していくべき、ということである。

印象的な英語表現:

  • Patient goal: low doses of drugs over longer periods of time, side effects friendly to skiing.
    • 患者のゴール:できるだけ長い期間、低用量の薬を使用すること、副作用でスキーを妨げないように)

取り上げた理由:

理由は2つある。1つ目は、スピーチの内容が興味深かったからだ。病院は怖い場所である、という時代は終わった、という考えは子供たちにとって衝撃を与えるのではないかと思った。2つ目は、Ericさんのスピーチの仕方が素晴らしかったからだ。話すというより、語りかけるようにしていたり、簡易的な医療器具を使って、実際に遠方の主治医さんと診療したり、聞き手が飽きないような工夫がたくさんあった。これからの時代スピーチなど、人に伝えるという機会が増えてくるので、そういった時に参考にしてほしいなと思った。

My simple invention, designed to keep my grandfather safe / Kenneth Shinozuka by YS

内容紹介: 

アメリカで急速に増えているアルツハイマー病は社会問題になりつつある。

話者の祖父もアルツハイマー病になってしまった。その祖父の介護をする叔母のストレスが大きくなっていってしまった。

そこで話者は介護者の負担を軽減できるよう科学技術を利用した装置を作り始めた。

いくつもの壁を乗り越え、靴下に取り付けるデバイスを作ることに成功。

今はデバイス利用している患者のデータを集め、フィードバックを組み込んだりアルツハイマー病の治療につなげるためのデータの活用法の模索をしたりしている。

話者は自分の作ったデバイスが初めて機能した時、科学技術の力で生活をより良いものへ変えていけると胸を打たれ、その瞬間を忘れられないと言っている。

印象的な英語表現:

  • I was really struck by the power of technology to change lives for the better.
    • 小さい頃に思いついたアイデアをもとに科学技術を駆使して、より生活を豊かにするデバイスを生み出した話者が言ったこの言葉には、若者のもつ豊かな想像力を科学技術というものを通して実際の創造に繋げていけるということを強く訴えている気がしたから。

取り上げた理由:

このスピーチを取り上げた理由は二つある。

一つは生徒たちが持つ想像が今は実現させられないような突飛な発想でも、大人になり費用や技術をかければ実現できるものもある。そして、自分のアイデアが自分自身、さらには周りの人を助ける力になりうる、ということを生徒に伝えられると思ったから。

二つ目は、これから高齢化社会になるにつれ、若い人たちが高齢の人を支えていかなければいけなくなっていくが、その支え方の中には科学技術という選択があるということを生徒たちに示すことができると思ったから。

3 kinds of bias that shape your worldview by YI

内容紹介: 

この動画の話者であるJ. Marshall Shepherdは「自分たちの認識を偏りなく形作るためにはどのようにすればよいのか」ということについて語っていた。J. Marshall Shepherdは物理気象学の博士課程を持っているようなプロの気象学者だが、たまに「気候変動を信じているのか」という質問をされる。この質問は「ボールは投げたら落ちるのか」という質問と同じであり、あくまで重力や気候変動という「事実」について聞いているのだ。どうして、一般人と科学者ではここまで「事実」に対する理解が異なるのだろうか、J. Marshall Shepherdはある3つの原因がこれらの偏りを生んだとした。1つ目は「確証バイアス」であり、自分がすでに信じていることを支持するものだけを見つけ、反対意見を認めないこと。2つ目は「ダニング=クルーガー効果」といい、自分は物を誰よりも知っているという、自分の無知を過小評価するといった優越感の錯覚を起こすこと。3つ目は実際に存在する概念と自分の知っている情報で矛盾が生じる「認知的不協和」である。これらの原因が人々の物事に対する認識や偏見を生むとした。

では、いったいどうすればこれらの偏見から抜け出せるのか。J. Marshall Shepherdは「自分の生い立ちや政治観などの偏見を振り返る」、「情報のソースを探す」、「どうやって自分の偏見を見つけ、情報のソースを探したかまわりに伝える」ということを行うことが必要とした。このように、情報や自分に対して批判的に評価することで、物事に対する認識の偏りがなくなり、自分の持っている世界観がより広がるとした。

印象的な英語表現:

  • How do we expand our radius?
    • この文章は日本語に意訳すると「どうやって私たちの(認識の)範囲は広がるのか」といったものである。J. Marshall Shepherdは「範囲を広げる」という英語表現をせず、あえて「半径(radius)を広げる」という表現をした。円において面積の公式の通り半径を大きくすることで面積(範囲)も大きくなる、といった意味合いが込められており、少し知的で印象に残った。

取り上げた理由:

近年、東日本大震災などSNSやメディアなどの偏った意見や情報を信じたり、それに影響して人々に多大な迷惑をかける事故が多くみられる。こういった情報の誤認識や偏見などをなくすためにどういったことを行うべきなのかについて興味を持ったため。

How racial bias works-and how to disrupt it by RN

内容紹介: 

この動画の話者はスタンフォード大学の社会心理学者で人種差別や不平等なものについて研究を行っている女性です。彼女は当時5歳の息子と飛行機に乗っていた時、息子が機内にいた黒人男性を見て、「あの人が飛行機を乗っ取らないといいね」と言ったのを聞きました。なぜそんなことをいったのか本人に聞いても、本人はわからないといいます。彼女は5歳の少年にすら黒人に対する差別の目を持っていることに驚きました。実際にアメリカにおいては黒人の被告人が死刑を言い渡される事例が白人の二倍以上あり、教育現場においても教師は黒人に対して厳しい態度をとるということが彼女の研究からわかっています。私たちが黒人に対して持っている偏見は私たちが思っている以上に人間社会に影響を与えています。では私たちが持つ偏見をなくすためにはどうすればよいのでしょうか?「脳は偏見を持つようにできているものです。その偏見を打ち消すためにはどうしてそう思ったのかを立ち止まって振り返り、自分自身に問わなければいけない。そこで自分は今どのような思い込みをしているのか、どのような偏見を持っているのか、意識する必要がある。」と彼女は言います。そしてこの問題が人々の間で真剣に受け止められるまでは私たちの生活の安全はないだろうと彼女は訴えています。

印象的な英語表現:

  • We are all vulnerable to bias, but we don’t act on bias all the time.
    • 私たちは偏見にとらわれがちだが、常に偏見に基づいて行動するわけではない。

人間のだれもが偏見というものを持っていて、それによって考えや見ている世界が大きく影響されているという事実は悪影響を及ぼすことが多いが、人間は偏見だけに左右される生き物ではないというこの表現は差別をなくすための重要な考え方だと印象に残りました。

取り上げた理由:

学校現場におけるいじめというものの多くは偏見や差別によるものが多いと思います。そのような偏見や差別がどのようにして起こるのか、どのようにすればなくなるのかということを生徒に考えてもらいたいという思いと現在もなお世界で起きている人種差別という問題を生徒に考えてもらいたいという思いでこの動画を取り上げました。

Richard St. John: 8 secrets of success: 成功者だけが知る、8つの秘密! by AW

内容紹介: 

話者は過去に貧乏な家で生まれた10代の少女に「何かで成功するにはどうしたらいいのか」と聞かれた経験がある。その時に答えることができなかった申し訳なさからTEDにいるたくさんの成功者500人にインタビューした結果、成功の秘密を子ども達に伝えようとしたスピーチである。

話者曰くこのスピーチのタイトルにも書かれているように成功には8つの秘密があるという。1つ目は「passion(熱意)」である。お金を目的に行動するのではなく、好きだからという気持ちを元に行動する。2つ目は「work(働く)」である。全力で楽しむこと。3つ目は「good(特技)」である。練習を繰り返し特技を習得する。4つ目は「focus(集中)」である。するべきことを1つの事のことに集中する。5つ目は「push(押す)」である。自分を後押しする、また恥や自信のなさは押し出す。6つ目は「serve(奉仕)」である。他人の役に立つことを考える。7つ目は「idea(アイデア)」である。基本をやり続け、発想力を身につける。8つ目は「persist(貫徹する)」である。失敗しても、向かい風の中でも貫徹すること。以上紹介したこれら8つのことをやり続けることが成功への近道である。

印象的な英語表現:

  • They’re not workaholics. They’re workafrolics.
    • 彼らは仕事中毒ではなく、仕事オタクです。

→語感があっていて韻を踏んでいるようで面白く感じた。また調べてみたところworkafrolicsという単語は無く、workaholicとfrolic(遊戯)の造語でありこのような言葉遊びにもユーモアを感じた。

取り上げた理由:

比較的短い動画で、子ども達に向けてスピーチしているためユーモアがあったりと聞きやすいと思った。この動画を見ることで生徒達のやる気を引き出したかった。また努力し続けることの大切さを知ってほしかった。

Try something new for 30 days by RM

内容紹介: 

登壇者であるマット・カッツ氏は自分の生活にマンネリ化を感じ、アメリカの思想家であるモーガン・スパーロック氏に習って何か新しいことに30日間取り組むということを行った。30日という期間は、何か新しいことをはじめてそれが習慣化することや、今まで行っていたことをやめるのに最適な長さである。

彼がこの30日間チャレンジを行ってわかったことは、30日間がとても記憶に残るものになるということ、また30日間を終えると自信がつくということだ。30日間で人は何でもできるし、変わることができるのである。

30日間チャレンジのコツは、大きな挑戦をするよりも小さな挑戦を持続して行うことでそれを身に付けることだ。時はすぐに過ぎ去ってしまうのだから、ずっとやってみたかったことを次の30日間ではじめるべきである。

印象的な英語表現:

  • I felt like I was stuck in a rut:マンネリ化を感じた
    • 直訳すると「轍で立ち往生したようなに感じた」となるが、それを意訳してマンネリ化と訳すことができる。
  • sleep-deprived:寝不足
    • “deprived”の意味が「奪われた」なので、”sleep-deprived”は「睡眠不足」と訳す。

取り上げた理由:

時間は有限であり、あっという間に過ぎ去ってしまう。だから、何かやりたいことがあったらすぐに行動に移すことが大切であるということを子供たちに伝えたい。

中高生に動画を見せるにあたって、動画の長さが短いので中学生でも視聴しやすいという点や、30日間チャレンジを実践しやすいという点からもこの動画を取り上げようと考えた。

Try something new for 30 days by HM

内容紹介: 

自分を成長させるためにはどうすれば良いのだろうか。

今、もしあなたが普段の生活をなんとなく送っていたり、自分を変化させたいと思っているならば、新しいことを30日間続けてみるとよい。30日間というのが新しい習慣を身につけたり、今の自分の習慣を絶つのにちょうどいい長さであるのだ。

何かにチャレンジした30日間は、月日がいつのまにか過ぎ去っていくかわりに、ずっと記憶に残る思い出になる。何気なく一日を過ごしていると、何も収穫を得られないまま時間が過ぎていくだろう。それよりも何か一つでも発見をしたり、感動を得たりすることがその後の人生にもつながっていくだろう。また、できなかったことができるようになったり、諦めずにやりきれたことは自分に対する自信を持つことにもつながるだろう。

ここで気をつけなくてはならないのが大きな並外れたチャレンジをしてしまうことです。これは自分にとって大きな負担となり、持続困難です。小さな持続可能な変化でなくてはなりません。

もしあなたが何か自分を変えたい、と思っていることがあるならば、30日間試しにやってみよう。

印象的な英語表現:

  • It turns out 30 days is just about the right amount of time to add a new habit or subtract a habit.
    • 30日間というのが、新しい習慣を身につけたり、何かの習慣を絶つのにちょうど良いという長さということがわかる。

→高校までの語彙力や文法で訳すのに適した文だと思ったから。またこの一文が筆者の最も言いたいことだと思うから。

取り上げた理由:

中高生の期間は様々なことに挑戦し、成功、失敗などをしていくことが大切だと思う。このスピーチは、そんな学生達に小さなことでもそれを継続すれば大きな成長につながると言うことを伝えていると思った。もしなにか新しいことにチャレンジしたい子がいたらこのスピーチがアドバイスになると思う。

また、短く簡潔にまとめられていて、理解しやすいと思ったのも取り上げた理由である。

Celeste Headlee: 10 ways to have a better conversation by HI

内容紹介: 

会話において最も大切なことは、話すことと聞くことのバランスを上手く取ることであるが、人々はそのバランスをどこかで失い、聞く耳を持たなくなってしまっている。また、若者の多くは、人と対面でコミュニケーションを取るよりもスマートフォンなどを通してのメッセージによるコミュニケーションを取ることの方が多い。そのため、対人スキルを持っていないことが多いと危惧されている。しかし、この対人スキルを身につけることは重要であるため、より良く人と会話をする際のポイントが以下の通り10個紹介されている。

  1. ながら会話をしないこと
  2. 一方的に話さず、会話から何かを学ぼうとする姿勢をもつこと
  3. 5W1H使った質問をすること
  4. 会話の流れに任せること
  5. 知らないなら知らないと言うこと
  6. 自分の体験と相手の体験を同一視しないこと
  7. 何度も同じことを繰り返さないこと
  8. 詳細は話さないこと
  9. とにかく聞くこと
  10. 簡潔に話すこと

印象的な英語表現:

  • I talk to some people that I disagree with deeply on a personal level.
    • disagree with deeply on a personal levelという表現をあまり聞いたことがなく、「個人的に本当に合わない」と言いたい時に使ってみようと思える表現であった。

取り上げた理由:

題名がわかりやすい題名になっているため、何の話題について話がされるのか、何を聞き取れば良いのかを推測しやすいのではないかと感じたため、このTED Talkを取り上げた。また、話の中で出てくるスマートフォンの話は中学生、高校生にとって身近であり、共感できる内容であると考えられ、自分事として捉えることができるのではないかと考えた。さらに、リスニングにおいて、10個の方法のうち、何個の方法を聞き取ることができたかという学習活動を行うことができるのではないかは考えた。そして、この動画で話されている10個の方法は、生徒の普段の生活や対話的学びを支える活動であるグループワークや話し合いの際にも役に立つことである。そのため、英語の授業としてだけではなく、彼らの人間性を育成する上でも生徒が多くの学びが得られるのではないか考えたため、取り上げた。

How education helped me rewrite my lifeAshweetha Shetty by AK

内容紹介: 

彼女が育ったインドの田舎では女子は大抵無価値だと決めつけられており、彼女はそのことを幼い頃からよく分かっていた。ある日、母に字を書くことを教えると母の目が輝き、その姿を見て人生で初めて自分に存在価値があることを感じる。さらに、ヘレン・ケラーの自伝をきっかけに大学で学位を取りたいと思うようになった。

家族を説得し大学に通っていた彼女は、全額支給の奨学金プログラムに合格し首都で勉強するようになり、修了する頃には自分の存在価値を確立する道を選択できる自由を得た。

その後、彼女は村に戻り「Bodhi Tree Foundation」を設立する。この団体は、田舎の若者に教育を提供し、ライフスキルを教え、機会を与えることで自立を支援するために作られた。この活動を通して自分の存在価値を見いだしていく女性がたくさんいる。

彼女は「教育」を通して自分の存在価値を見つけたことで社会に押し付けられることから解放され、自尊心と自由を取り戻すことができた。そして、「自分の存在価値を感じられる場所を探しなさい。その場所こそが、自分の意見を発信し自由を取り戻せる場所だからです。」と私たちに強く語りかけている。

印象的な英語表現:

  • I felt butterflies in my stomach
    • 日本語訳では「私は緊張して落ち着きませんでした」となっていた。私は「butterfly」は「蝶々」の意味しか知らなかったため「『胃の中に蝶々がいる』って何だろう?」と思った。これは、「butterflies in one’s stomach」で「緊張する、ドキドキする」というイディオムだった。butterflyの新たな意味・用法を覚えられ勉強になるし、そのような言い回しがあることを発見できて面白かった。

取り上げた理由:

無価値だと決めつけられるつらい境遇・状況から自分の力で新たな道を開拓していく姿がかっこよく、自分と同じような人々の支援をしようとする志や行動力が素晴らしいと思ったからである。彼女の話から教育の力や子どもが持つ可能性について考えさせられた。また、彼女が教育を通して自分の存在価値を見つけ自由や自信を手に入れたように、私は将来教師になったら生徒が自分の道を自分の力で切り開き、その道を胸を張って歩けるようサポートしたいと思う。

How creative writing can help you through life’s hardest moments: Sakinah Holfler by NK

内容紹介: 

普段の何気ない生活において、人は実に様々な場所で、様々な出来事に遭遇する。

それは移動中の電車の中かもしれないし、多くの通行人で溢れかえった街頭や、知人が集まる食事の場かもしれない。とにかく様々なのだ。当然良いことばかりではない。時には「これほどまでに辛いことがあるのか」と思うくらいに悪い出来事も存在する。そんな時、あなたならどうするだろうか。”

突然の質問に驚かれたかもしれません。今回の内容紹介にあたって、問題提起として上記の質問を与えてみました。いきなりこんなことを言われても中々ピンとこないかもしれません。今回動画の話者は、上記のような時にどうすれば良いか、その答えになるような提案をしてくれています。(話者は自らが人種差別に遭った時の事を例の一つに挙げながら私たちに語っています。)

話者の提案を大雑把に要約するとこうです。「もし自分が何か行動を起こすべきであったり、逆に誰かに手を差し伸べて欲しかったのに、結局ただの傍観者となってしまった、或いは見て見ぬふりをされた事があったならば、それがいつの出来事かも含めて詳しく10個書き記し、その内印象的な3つを言葉にして誰かに伝えること。」こうすることで少しだけ自分に力が湧き、前に進めると話者は言います。

印象的な英語表現:

  • Our memory exists and subsists through the act of storytelling
    • 私達の単なる記憶は、「語る」という行為を介して存在し、生きながらえる

*subsistは「生きながらえる、長く残る」という意味の単語

取り上げた理由:

私たちがどんな体験をしようが、言葉として書き残し、何も語らない限りは、そんな経験は存在しないも同然になってしまう。なぜなら他者には何も伝わらず、自分の中で、そこで終わりとなってしまうからだ。しかし、ひとたび文字に書き出し、それを他者に語ったならば、自分の中で次に活きる何かが生まれ、他者にすら影響し、自分は決してひとりではないという実感と共に力が湧く。

話者の真意として正解かどうかは別として、私にはこんな思いが上記の英語表現から伝わってきたのでこのフレーズを取り上げてみました。

What I learned from 100 days of rejection by MK

内容紹介: 

話者が6歳の時、担任の先生がお互いをほめ合う美徳を体験させようとして、クラスメイトに誉め言葉をもらったら担任からクリスマスプレゼントをもらえるという企画をしました。ほかのクラスメイトが続々とクリスマスプレゼントを受け取っているにも関わらず、話者は誰からも褒めてもらえずやむなく褒められることなく担任からのプレゼントを受け取りました。これをきっかけに以来拒絶を恐れるようになりました。

ビルゲイツにあこがれて起業をしたときも一度出資を断られて深く傷つきました。この時話者はこのまま拒絶を恐れているようではビルゲイツはおろか起業家として成功することはできないと感じ、自身のリーダー性を鍛えようとします。そこで話者はGoogleで「拒絶への恐怖を克服する方法」と調べrejectiontherapy.comというサイトをもとに100日間拒絶されることを求めて、毎日何かで拒絶されることを通じて最終的には拒絶の痛みに対する免疫を付けることをしようと考えました。ネタは自分で考え、ビデオブログも作りました。

初日、話者は初対面の人から100ドル借りるというものでした。実行した結果を動画に撮っていたため確認してみると、相手が別に高圧的な態度をとったわけでもないのに、自分がちょっとでも拒絶されると感じた瞬間速攻で逃げていたことが分かりました。まるで自分の人生の縮図のようだと話者は感じ、ここを変えようと思い、翌日からとどまることを決めました。すると当初感じていた生きるか死ぬかの危機感は感じなくなり、その翌日にはオリンピックドーナッツを作ったらどうかと提案し拒絶された後も逃げ出さずにいると、そのオリンピックドーナッツが実現したのです。これで話者は一躍有名となり、動画は500万回再生されました。3日でこのような結果を得られた話者は100日続けると決意し、その後100日間続けることができました。そこで話者はたくさんのことを学びました。例えば、一度断られても逃げ出さなければ実現の可能性が出てきて、その可能性をさらに高めるには「なぜ」という言葉を伝えることがカギとなることです。きっともしその場から逃げ出していたら、断られたのは自分に信用がないからで変な人だと思われたからなどと考えていたであろうことが実際は自分相手の希望がマッチしなかっただけだという原因が明瞭になったり、それならこうしたほうがいいよという助言を相手から得ることが出来たりするからです。ほかにも、相手が抱きそうな疑念を聞かれる前に口にすることで自分がその疑念通りではないということが示せて、相手からの信頼を得られることがあります。

印象的な英語表現:

  • These people did not let rejection define them. They let their own reaction after define themselves.
    • これらの人たちは拒絶によって自らの可能性を限定することなく拒絶に対する反応の仕方で自分の道を決定していきました。

→ピンチをチャンスに変換した大変さや偉大さが伝わるからです。

取り上げた理由:

小学生から高校生の時期は恐怖や恥らいの感情に翻弄される側面が多く、そこに悩んでいない生徒はとても少ないと思うからです。

Never ever give up by MK

内容紹介: 

この動画は「過去を振り返らずに前に進んで行くにはどうしたらいいか」という内容のスピーチである。私たちは皆、人生の終わりに向かって進んでいる。そこで、今何をして過ごせば終わった時後悔しないだろうか。ダイアナ・ナイアドは64歳でキューバからフロリダまで、177kmを53時間かけて泳ぎ切った。初めは周りから不可能だと言われたそうだ。途中、海水のせいで気分が悪くなったり、吐き気が酷くなったりした。そんなときでも歌を歌って泳ぎ続けた。「地平線まで届け」という言葉を掲げ、地平線まで届いた時、その過程で人間的にも精神的にもすごく成長するという 。ダイアナは対岸が見えてきた時、壮大な旅が終わってしまうと思い、悲しい気持ちになったと言う。彼女は64歳で、誰もが成し遂げたことの無かったことを成し遂げた。だから、今が人生の盛りであると言う。諦めなければ、何歳であっても夢を達成できるという勇気がこのスピーチから得られる。

印象的な英語表現:

  • Never ever give up.
    • これは「絶対に絶対にあきらめるな」という意味で、ダイアナが自身の指針であったソクラテスの言葉「To be is to do=存在とは行動である」を引用し、目標は実現するかしないかより、目指す過程にこそ成長があるということを訴えている。
  • You can chase your dreams at any age, you are never too old.
    • 「夢を追いかけるのは何歳になっても遅くない」日本語でもよく言われることであるが、英語にするとこのような表現になることが分かった。中学校、高校レベルの単語でよく使われる表現が使えるようになることを学んだ。

取り上げた理由:

どの年齢でも、中学生であってももう遅いからと言って諦める人は良くいる。その子供たちに大人になっても諦めずに頑張っている人を見て欲しいと思った。また、このスピーチは比較的分かりやすく、簡単な英語表現が使われており、理解がしやすいと感じた。スピーチの途中にジョークが度々交ぜられており、聞いている側もリラックスしながら視聴できるスピーチであるから。

Love letters to strangers by NU

内容紹介: 

「手紙は完璧さや効率性とは関係のない、一種のアートである」

この動画はメール、Facebook、携帯電話の発達により忘れていた、手紙や、手書きの意義について考えさせられるスピーチである。きっかけは大学生の頃よく話者のもとへ届いた、実家の様子を知らせる母からの手紙だった。彼女自身母からの落書きみたいな筆記体の手紙を楽しみにしていた。大学卒業後ニューヨークに引っ越してきた彼女は突然完全に鬱になってしまった時期があった。そのとき、彼女は母がいつもくれたような手紙を書いた。宛先も特になく、何十通もの手紙を街中に置いていった。またそのうち、彼女は手紙のこと、鬱のことをブログに書き始めるようになり、彼女はインターネット上で 「手書きの手紙を書いて下さい」 というリクエストに無条件で応じるという突拍子のない約束を打ち立てる。すると、「愛のこもった手紙を書いて」「ポストの横で待つ理由が欲しいの」 という依頼が殺到したのである。現在彼女は世界規模の団体を運営している。手書きの手紙による支援が必要な人に向けてソーシャルメディアを利用して手紙を書くという活動を行なっている。他人が他人に手紙を書く。箱いっぱいの手紙が助けを求める誰かのもとに届く。その手紙が多くの人を救っているという実話も語られている。この手紙について彼女は、手紙を書く人の大半は愛が綴られた手紙をもらったことがない人であること、インクからにじみ出る愛情を知らないような人たちであること、ペーパーレス化が進み素敵な会話のやりとりも スクリーン上へと推移していった時代を暮らしてきた人々であることについて気にかけている。メール、Facebook、携帯電話に比べると手書きの手紙は決して効率的ではない。しかし彼女は効率以外の面に目を向け、手書きの手紙の存在には大きな価値があるということを主張している。

印象的な英語表現:

  • Overnight, my inbox morphed into this harbor of heartbreak.
    • 直訳:一夜で私の受信箱は深い悲しみの隠れ場所に変化した。
    • (一夜で胸の張り裂けるようなメールがたくさん届いた。)

これぞ表現力という英語表現だと思いました。主語をモノにしていてなおかつ能動態でストレートに表現しているところが美しいと感じました。

取り上げた理由:

まず、「見知らぬ人へのラブレター」というタイトルに惹きつけられました。この動画をみて、手書きの手紙は見知らぬ人をも救う大きな力があるということ、そして手書きの手紙で人を救うというこんなに素敵な活動をしている方がいることを多くの人に知ってほしいと思いました。「手紙は一種のアートである」という話者の言葉は深いものがあると感じました。ペーパーレス化が進んで手紙の文化の存在が消えないでほしいという願いを込めてこの動画を取り上げました。

苦境を乗り越えるために必要なこと by HN

内容紹介: 

何かを“達成する”ためには粘り強く「やり抜く力」というのが欠かせない。しかし、大切なことはそれだけではない。

苦境から立ち上がった人の話を聞いたり、本を読んだりすると、やり抜く力を持っているから自力で苦境を乗り切ったと思う人が多いだろう。

しかし、要因はそれだけではない。力や特定の能力に影響を及ぼす要素が人生の中に存在したことで直面している障壁を乗り越え置かれた状況下のシステムの中で“針路を見定めることができたこと”が大きな要因である。

また、その人たちを自分たちから見て「例外」とするのではなく、「特別に頑張った」と考えるべきである。

印象的な英語表現:

  • navigate the system given their circumstances.
    • 置かれた状況下のシステムの中で、進路を見定める。

このスピーチの中心のように感じられた。

  • kids would say that were surprised that I didn’t smell like curry.
    • 子ども達は私がカレーの匂いがしなかったことに驚いていた。

差別的なことだがユーモアを持って発言するのは特有の感じがあり印象的であった。

取り上げた理由:

ただがむしゃらに目標に向かって努力を続け、ひたすら練習を重ねたり、目標を見失わないように努力したりするということはとても大切であり、その結果いつか成果を得ることができると思っている人が多いだろう。自分自身も何かをやり抜くということが実を結ぶと思っていた。この話の中では、やり抜くということはとても大切な要素であるが、必要なのはそれだけではなく、苦境の中で、それを乗り越え置かれた状況下で自分自身の針路を見定めることであると語っていた。

自分自身が大変な状況に置かれたり、将来が見えなくなってしまったりした時に、人は視野が狭くなってしまうと思う。そんな時にこそ、広い視野を持って針路を見定めやり抜くということがとても大切で重要だと思ったのでこの話を選んだ。

Be an opportunity maker: Kare Anderson by AS

内容紹介: 

作家のKare Andersonは、幼少期から極度の内向的な性格だと診断されて育った。そんな彼女は、「私達が、他者と一緒に他者のために『opportunity maker –チャンスを生み出す人』になる場として、世界を見ること」が大切だと言う。この動画では、彼女が自分の知り合いである女優や前科者、建築家の3人を引き合わせた結果、彼らがある法案を成立させるまでになったことや、彼女がWall Street Journalで記者をしていた時の経験などを話す。そういった実体験を通して、彼女の考える「opportunity maker」というのはどのような人のことを言うのか、私達がどのような「opportunity maker」になることが出来るのか、そして世界が私達に何を求めているのかを語る。

印象的な英語表現:

  1. “if you’re the smartest person in the room, you’re in the wrong room”

Kare Andersonはこの言葉にとは逆に「私達一人一人に、他の誰よりも優れたところがある」と語っている。しかし、ある場所やある集団の中など、自分が最も優れていると感じる空間に身を置き続けることは自分の成長には繋がらない。変化を求めて、常に自分が成長し続けられる可能性を持つことが大切だと感じた。

  1. “the icing on the cake”

「(無くても構わないが)あった方が嬉しいもの」「さらに嬉しいこと」といった意味がある表現。このような直訳と実際の意味とがかけ離れている英語表現は、語源を調べるのが面白い。

  1. “the world is hungry”

「世界が(人・人材を)必要としている」というような意味。ここでneedやseekなどを使わずに“hungry”としているところが、「切実に」「常に」求めているような印象を与え、話者のセンスを感じる。

取り上げた理由:

生徒の中には高い外向性を持っている人は少なく、Kare Andersonのように恥ずかしがり屋な人も多いだろう。私自身も多くの人と関わるのは得意ではないが、この動画では「互いに結ばれ、関わり合うこと」の大切さを語っている。もちろん誰とも関わろうとしない生徒というのは稀だが、ただ関わり合うだけではなくその「関わり合い方」にも目を向ける必要がある。彼女は「私達一人一人に、他の誰よりも優れたところがある」と言い、「一人一人が自身の最高の才能をもっと生かして、個人でできる以上の大きなことを他者と一緒に成し遂げること」が大切だと述べている。勉強でも部活動でも、他の誰よりも優れた部分が自分にもあることを知って自信を持ち、そしてそれを他者と一緒に生かすことの大切さを伝えたい。たとえそれが何であるかが分からなくとも、短所を過剰に気にするのではなく、長所に自信を持ちそれをさらに伸ばしていくことも必要であることを知ってもらいたい。

また彼女は、「opportunity maker」は「違うことを恐れず、むしろそこに魅力を感じる」と言う。生徒に限らず私達は、自分とは違うものや異質なもの、変化といったものをなかなか肯定的には受け入れられない。しかし、年を重ねるにつれて、生徒は多くの「今までの自分とは違う世界」に飛び込んでいくことになる。その違いを恐れないことが、社会のためにひいては自分の成長に繋がるのだということを感じてもらいたい。

What makes a good life? Lessons the longest study on happiness by TN

内容紹介: 

一生を通して私たちを幸福にしてくれるのは何だろうか。富それとも名声だろうか。話者は、この疑問を長年にわたり研究した。毎年、研究の参加者に健康診断や日々の生活の記録をしてもらい、彼らの幸福度や健康との関係性について調べた。

普通は、長期間の研究は途中で研究者の死や資金不足などが要因となり頓挫することが多い。しかし、この研究は運よく生き残った。世代を超えて忍耐強い研究者がいたこと、研究に快く協力してくれた参加者やその家族がいたことによって生き残った。このことと研究結果からわかるように、幸福になるためには富や名声が必要なのではない。やはり、いい人生を送る(幸福になる)にはより良い人間関係を築くことが必要不可欠なのである。

より良い人間関係は、心身共に健康な状態を保つ。良好な人間関係を築けている人ほど幸せを感じており、脳機能の衰退が遅い。この時、重要なのは人とのつながりの多さではなく、人間関係の質である。居心地の良い環境は、自分や他人を守ってくれる。他人といがみ合う時間があるなら、愛し合うための時間にしなさい。いい人生は、いい人間関係でつくられる。

印象的な英語表現:

  • There is only time for loving
    • 愛し合うための時間しかない

→短い言葉だが、とても深い意味を持っていると感じたから。現在のコロナに翻弄される社会に必要な言葉だと思ったから。

取り上げた理由:

これから長い人生を生きていくなかで、人間関係は複雑に変化し構築されていく。自分一人では、絶対に生きていくことはできない。家族や友達がいて、初めて幸せを感じながら生きることができる。よって、日々の生活で巡り合った出会いを大切にし、より信頼し合える人間関係を築いていきたい。もし、このTEDを教材として利用したときに、いい人間関係を築くことの重要さを生徒にも気づいてもらいたいと思ったため取り上げた。

Kelly McGonigal: How to make stress your friend by SF

内容紹介: 

実はストレスはそれ自体が悪なのではなく、「ストレスは体に悪い」と思っていると害を与えるものである。アメリカの成人3万人を8年にわたり追跡した結果、前の年に多くのストレスを経験した人のうち、ストレスは健康に悪いと思っていた人は死亡リスクが43%高くなり、害と思っていなかった人では死亡率があがらなかった。ストレスによって起こる身体反応は能力を発揮するための準備と捉え方を変えることで、ストレスの身体への悪影響はなくなる。ストレスを感じると、心拍や呼吸が速くなったり汗をかいたりする。これを不安やプレッシャーに対応できていない、と捉えるのではなく、体が活力をあげて挑戦に備えている兆候だととらえた被験者は、パニックや不安に陥らずに自信を持つようになった。

また、ストレスを感じると人と触れ合いたい、人を助けたいという気持ちになるホルモンが分泌される。このホルモンはストレスの影響から心血管系を守り、心細胞の再生を促す。この作用は人を支えたり、人に助けを求めたりすることで強くなる。一つの調査結果では、金銭問題や家庭問題といった大きなストレスのかかる経験により、死亡リスクは30%上昇したが、友人や近所の人を助けることに時間をかけていた人では死亡リスクの増加がまったく見られなかった。実際に人と繋がることで身体への悪影響はなくなる。

したがってストレスへの捉え方を変えること、ストレスへの対処法を知ることで人生の困難に自分で立ち向かうことができるという自信を得られるのである。

印象的な英語表現:

  • You’re saying that you can trust yourself to handle life’s challenges.
    • 人生の困難に対処できると自分を信頼するということ

取り上げた理由:

中高生には対人関係、将来についてなど様々なことでストレスを抱えている生徒が少なからずいると思う。この動画では理想論が少なく研究に基づいているため興味を持ちやすく、ストレスについて理解できると考えた。不快感を避けストレスをなくすことを選ぶのではなく、ストレスと上手に付き合うことで大事な局面でパニックや不安に陥ってしまうことが避けられる。そして「人生の意味が見いだせるものを追求してそこで経験するストレスに対応できると自分を信じる事です」とあるが、ストレスと友達になり、経験するストレスに対応できる自分を信じることで、ストレスだけでなく人生の困難を乗り越える自信につながることを理解してほしいと思い、取り上げた。

How to make stress your friend by IN

内容紹介: 

私たちの多くは、ストレスを悪者扱いしそれが身体に良くないと考えている。しかし、ストレスは肯定的に捉えることによって健康に害はなくなるのだ。実際に、酷いストレスを経験した人の死亡リスクは43%高いがそれはストレスが健康に害を及ぼすと信じている人たちだけに言えることであり、無害だと考える人の死亡リスクは最も低いという研究結果が出ている。つまり、ストレスが身体に悪影響を及ぼしているのは私たちがそう思い込んでいるからであり、ストレスは捉え方によって変わるのである。

印象的な英語表現:

  • I have a confection to make.
    • 告白しなくてはならないことがあります。

告白という単語を使いながらもあえて内容は先に言わないため、その一言で場の興味を惹いていたから。

  • Let me start with ….
    • 〜の話から始めさせて下さい。

話始め、導入の表現として実際に自分たちがスピーチをするときや日常の会話でも使えるのではないかと思った。

取り上げた理由:

私がこの動画を選んだ理由は、内容に共感しやすく難しいと感じないのではないかと思ったからだ。英語をまず分かろうとする生徒にとってそもそもの内容が難しいと生徒は理解が全くできなくなり同時にやる気や興味も失ってしまうので生徒が知りたいと思うであろうことについて取り上げた。このトピックにしたのは、ストレスは誰しもが日常で感じるものであるが、それに対して上手く対処できない学生は多くいるのではないかと考えたためである。また、英語表現や視聴者を惹きつけるスピーキングの方法など学ぶことが多くあるのもこの動画を選んだ理由の一つだ。文の中で大事である部分を強調していて、ただ説明しているのではなく聞き手に向けて語りかけていると感じた。このような理由から、生徒のスピーキングのお手本になるのではと思い私はこの動画を選んだ。

The beauty of being a misfit by IM

内容紹介: 

「misfit」とは「はみ出し者」のことを言う。はみ出し者とは、「fit in」することに「miss」した人のことを言う。また、はみ出し者は自分が持つ「恥」のせいで、大きなチャンスの掴み方が分からないことがある。その「恥」とは、幸せを得ようとすることや幸せを感じるということが恥ずかしいと感じてしまうことである。また、動画内での発表者は自分が尊敬している人と同じ空間にいて良いのかと疑問に感じたこともあったという。

失敗したと感じたそのときあなたはマイナスの感情になるかもしれないが、そこには自分を変えられるという無限の力を持っている。だから、美しい。

過去を振り返り、自分自身を変えていくことが重要である。そして、どんな人間にもそれぞれの物語がある。だから、自分にしかできない方法でこれからを作っていってほしい。

印象的な英語表現:

  • it’s a person who sort of missed fitting in.
    • 一種の適合することに失敗した人→他人から勝手に分類されてしまうように聞こえたから。
  • homeless people are some of our heroic misfits because they start out as us.
    • ホームレスをプラスの見方で見ることは今までなかったため新鮮だったから。
  • nothing,nothing,nothing.
  • Memory was the only prize I allowed myself.
    • 強調したいことがよく伝わってきたから。
  • Sometimes telling the story is the thing that saves your life.
    • この話の中で重要な言葉だと感じたから。

取り上げた理由:

小学校や中学校にはクラスの集団があり、その中に上手くとけ込めない人はいじめなどのあってしまう事がある。しかし、そのようなはみ出し者(being a misfit)といわれてしまう人も私たちと同じように人間であり、それぞれが持つ個性が極端に表面化しているだけである。そしてそれは、才能と見られるか異常と判断されるかで決まってしまうと思う。また、自分がはみ出し者だと感じている人もその事はマイナスではないと考え、前を向いて進んでいってほしいと思った。私は授業を通して、児童・生徒にこれらの事に気づき、過去の失敗をこれからどのように乗り越えていくか考えてほしいと思う。

Embracing otherness, Embracing myself by NY

内容紹介: 

話者Thandie Newtonは白人の父と黒人の母のもとに生まれた褐色の肌を持つ女優である。人種差別のことで悩み自分の居場所を求め、周りと同化することで自己を殺し続ける日々を過ごしていた。ダンスと演技をしているときは本来の自分を表現することができ、実生活の苦しみから逃れることができた。19歳で一人前の女優として歩み始め、周りからの評価も得ることができた。しかし私生活ではいまだに肌の色や自己価値にとらわれ体調崩すこともあった。しかし彼女は一つの気づきによって苦しい日々から抜け出すことができた。それは自己とは周りの影響で作り上げられた投影であり、同一性こそが本質であるという考えだ。私たちが日々自分自身だと思って過ごしている自己は実は周りの影響が作り上げたもので、自分自身が作り上げたものではない。本質は自己の下にあるのである。私たちは普段それに気が付くことなく自己を基にして生きているが、それは本当に自分の中から出てきた感情なのか、あるいは人間社会で生きるうえで作り上げられた理性なのか。

印象的な英語表現・取り上げた理由:

私が最も印象的だった表現は”Simple awareness is where it begins.”だ。この一文だけを目にした人にとっては何のことか分からず、あまり響くものはないだろう。しかし彼女のプレゼンを聞いた後では、とてつもなく大きな力を持った言葉に聞こえるはずだ。私たち人間は普段社会生活の中で誰が作ったかも分からない、何の意味も根拠もない価値観に踊らされた自己を基に生きている。またそれに気が付くことさえない人が大勢いる。その最たる例が人種差別だ。科学的にも生物学的にも肌の色による優劣は証明されていないのに、いったい何を基に差別をしているのか。多くの人が自ら考えようともせず大勢に流され、肌の色による価値を信じている。しかし誰もが一度本質の同一性に戻り考えてみれば、そんなものは存在しないと簡単にわかるだろう。今私たちがすべきことは11人が周囲によって作り上げられた自己に気が付き、生まれ持った同一性を取り戻すことだ。その気づきは人種差別だけでなく、今私たち人間が抱えるあらゆる問題を解決する糸口になる。“気づき”こそが“始まり”なのである。私もそのことに気づかされた一人だ。

A black man goes undercover in the alt-right by TA

内容紹介: 

このスピーチは黒人の差別問題を自らの体験をもとにスピーチしているものである。ウイルソンという彼はネット上で有名となるものの、ネットにはたくさんの見えないアンチが存在していて数々の苦悩を味わうこととなる。生まれが違うだけ、黒人というだけでたくさんの誹謗中傷を受けながらも自分自身の考えを発信し続けた。白人であるように偽装のアカウントを作り成りすまして彼らアンチがどの様な人なのか、ということも探りなぜ黒人が非難されるのかという原因を懸命に探し続けていた。そこで彼は、生まれつきから憎まれている差別されているということを知る。いわゆる出自からの差別であるだ。しかし、差別の気持ちを持つようになる過程、歴史的背景から差別が起きることもわかった彼は、人種差別などは忘れて人間性を取り戻すことが大切であると訴えている。これからの未来はテクノロジーが大きく進化していくが、私たちはそれらの機械に頼るのではなく、「会話」をすることが必要であるとウイルソンは言っている。対面での会話し、お互いの多様性を理解することができれば、ネットという逃げ場ではなく人と人同士がつながり、議論することができ、人間が抱える問題を解決することができると彼は考えていた。

印象的な英語表現:

  • One of the best ways to actually overcome this
    • この問題の最善の克服方法は
  • Unexpected compassion.
    • まさに想定外の共感だ
  • Seems to be me that humanity itself needs an upgrade.
    •  私には人間性自体にアップデートが必要と思える
  • And what if I told you
    • 私はこう思う

取り上げた理由:

現代では差別問題などが大きく取り扱われる時代となりました。アメリカでは黒人が警察官に殺されたことをきっかけに大規模なデモが起きる事態も発生してしまいました。なぜ差別が起きてしまうのか、差別をなくすにはどのようにするべきなのか、ということが多くの人々が思っていることであると思います。そのことを今回のスピーチを行っているウイルソンはとてもユニークに観客に訴え、笑いや拍手も起き、時には真剣なまなざしで話しているところにとても魅力を感じたため私はこの動画を選びました。

Can time be wasted?: Alexander Leitner by EO

内容紹介: 

私たちが日中行う多くの一見非生産性的なことも、重要である可能性があると述べ、「時間を無駄にする」ことについて説明している。

話者のAlexanderLeitnerは、天気の良い友達と遊びたくなるような休日も、一日中暗い部屋にこもってプラスチック製のレンガでビデオを作ることに時間を費やす。これまでにかけた時間は10年間で2546時間にも及ぶ。プラスチック製のレンガを動かすことに10年間の自由時間を費やしたが、この時間は、無駄だったのだろうか。

時間を無駄にすることは悪いことではなし、もっと無駄にするべきだと述べる。無駄な時間で、目に見える産物がなくても、プラスの副作用をもたらしている。無駄な時間に満足して、それらがあなたの人生にもたらすことができるすべての喜びと利益をみる。そうするとそれらは決して時間の無駄ではない。

印象的な英語表現:

  • Can time go to waste?
    • 時間を無駄にすることができるか。
  • Instead, be happy about wasted time.  Look at all joy and benefits that these activities can bring to your lives. Because that is never a waste of time.
    • 代わりに無駄な時間に満足してください。これらの活動があなたの人生にもたらすことができるすべてのよろこびと利益を見てください。それは決して無駄ではないからです。

取り上げた理由:

上の一つ目の表現は、聞き取ることができたが理解をするのが難しかったという点で印象的である。またこの表現で時間自体は無駄にすることができないが、必要のないことをする時間が無駄な時間だということも伝えていると考えて大事な表現だと考えたため、そして話をまとめるための鍵になる問いとして頭に残ったため取り上げた。

下の表現は、個人的に最後の文で非常に納得でき心にスッと入ってきて印象に残ったっから取り上げた。特に最後の最後にBecauseの文で締めているため、納得度が高まった。

現在の自分も、その時にやらなければいけないことや必要なことばかりに囚われて、無駄な時間を過ごすと罪悪感に駆られたりする。このお話を視聴して、無駄な時間を過ごしてもそれに満足できるように、無駄だったと感じるような行動をしないようにしたいと考えたし、そのために上手な時間の使い方をしたいと感じた。また、これを視聴した生徒にも、無駄だと感じるようなことがないように過ごすことで、上手に時間を使える、生きていくことができると伝えたいと考えた。

You are not alone in your loneliness by YT

内容紹介: 

話者が引っ越してマサチューセッツ工科大学の博士課程に入ったばかりの頃、孤独と疎外感を感じていた。しかし、ソーシャルメディアで続けていたジョークの投稿がきっかけで今では多くの親友ができた。加えて、話者がツイッターで「あなたとの生涯最後の会話をすでに終えてしまった人は何人いるでしょうか。」という質問を投げかけた。すると、引っ越しをしてどこか別の土地へ行ってしまった友人の話や、突然逝ってしまった家族の話など様々な経験を共有し合ってお互いいたわり合う小さなコミュニティができた。

インターネットの大半は誤解が生じる場であり、対立の場で様々な悲鳴や怒鳴り声があふれかえっている混沌とした空気をもつ。これらの欠点は私たちを傷つけることもある。しかしながら、そこには大勢の人がいて、ささやかながら簡単に手放してはいけない大切な人とのつながりを築くことができる。また、自分は一人ではないということを知ることができる。

印象的な英語表現:

  • Sometimes if you’re lucky, you get to meet another alien.
    • 自分が孤独で疎外感を感じていた状態を未知の土地から来たエイリアンであるとし、もし運が良ければ他のエイリアン、つまり別の境遇に立っていた人と出会ってつながりをもてるかもしれない、という意味がある。

取り上げた理由:

近年、子供たちのインターネット使用率が増えたことで子どもたちのコミュニティが格段に広まっている。この誰とでも話しうる環境を良い形で生かして、子供たちの不安や悩みを少しでも取り除ける場にしていってほしいと考えたから。また、新しいことを発見したり意見を共有したりして自分は一人ではないということをインターネットでも感じることができるということを知ってほしいから。

A life lesson from a volunteer firefighter by KU

内容紹介: 

マーク・ベゾスさんはニューヨークで会社員として働く一方で、ボランティア消防団の副団長として火災と戦っている。彼の暮らす街では本職の消防士たちが高い技術を持っているので、彼らボランティアは火災現場に到着する速さを意識していると彼は話す。

彼は初めて火災現場に駆けつけた日に体験したことを笑いを交えて紹介した。

彼はボランティアの経験を通して巨大な寛容で親切な行動と、個人単位の勇気と思いやりの二つが大切であることを学んだ。また私たちは少しずつでも周りのために何かをすることができるといい、「待っていてはダメだ」という言葉を残し会場を颯爽と去って行きました。

印象的な英語表現:

  • Where I met my nemesis and the precious dog by the front door.
    • 私は玄関で宿敵とお犬様に出くわしました。

英語圏でもよく思っていない人やものを馬鹿にして呼ぶ時は特殊な言い方をすることがわかった。

取り上げた理由:

コロナ禍で人と人との思いやりやつながりが失われていく中で、このつながりの素晴らしさを紹介したいと思ったから。

Keep your goals to yourself by YM

内容紹介: 

様々な分野で活躍しているアメリカのDerek Siversが、自己実現のためのゴールの話をする。ゴールは他者に話したほうがいいという考えも多く、また他者に話すと努力しようとしていることを褒められ社会的に認められたように感じる。しかしこれはよくないことで、そのゴールに達するまで本当の満足感は得られないはずなのに、他者に話すとそれが自分の中での社会的現実になってしまう。そして脳が勝手に実現したと錯覚してしまうのだ。だからゴールに近づくための努力をしなくなってしまい、結果的に話さなかった時よりも達成率が落ちるらしい。

これを解決する方法としては、まずこの現象を理解し、あまり他者に話さないようにすることだ。そして、どうしても他者に言いたくなったらその言い方を少し工夫するといい。例えば、「大学に合格したいから、一日10時間は勉強する! サボってたら叱ってくれない?」というふうに、過程も含めて伝えると効果的だ。

印象的な英語表現:

  • Any time you have a goal, there are some steps that need to be done, some work that needs to be done in order to achieve it.
    • 実現したいゴールは人に話すことによって得られる間違った満足感からではなく、一つ一つの過程を踏んで実現するものであり、それこそが本当の自己実現の仕方なのだ、という意味がある。

取り上げた理由:

年も明けて、新しい目標を設定する機会も増えると思う。目標を立ててゴールを設定しても、それを実現することができなかったこともある。その大きな原因の一つを知ることで、これからの目標設定や実現に向けての過程に役立つのではないかと思ったから。

Mind’s eye by SS

内容紹介: 

話者は最初にある男性の表情を見せ、「何を感じるか」と聴衆たちに質問した。その答えとして、不快感、後悔、希望や喜びなどが挙げられた後に同じものでも見え方は人によって違うと述べた。そして、話者から次の質問として「ある人が考え、感じることを他の人が全く違うように理解するのは一体どうしてか」と質問を聴衆たちに投げかけた。その答えは私たちの心の目が深く関わっていると話者は述べている。身体と心は連携し合って世界の見え方に影響を及ぼす。

話者は心の目を上手に利用しようと提案している。心の目によってネガティブな感情をポジティブな感情に変換することが可能であり、自分で見方を変えることで世界をより快適に過ごせると主張している。なにも上手く行かず最悪な一日は時に訪れるが、その日を最悪な一日とせず、他に良い所を見つけることが重要だと述べている。

印象的な英語表現:

  • It’s our mind that help us fill in that gap.

取り上げた理由:

2020年は多くの人にとって満足できるものではなかったと思う。多くのことを制限され、普通であることの有り難さを実感した。そんな2020年は何もかもコロナのせいにしてしまいたい。しかし、心の目を使って見方を変えてみたら、何か良いことは一つくらいあるのではないか。私は、コロナ化でもたくさんの友達に出会えた。いろいろ考えると2020年は最悪の年ではない。見方を変えることの重要性を知り、自分の力で今の状況を少しだけ変えられることを伝えたかったため、この内容を取り上げた。

恋愛を語るためのより良い方法 by FS

内容紹介: 

話者は自分の経験と過去の人たちの言葉などを用い、恋愛をどう語ればよいのか話している。

多くの人は恋に「落ちる(falling)」というがそれはその人が受け身であるからで、もし考えが変化すれば恋に「踏み出せる」という表現になるはずだ。恋は「狂気(crazy)」であることは過去の偉人(シェイクスピアなど)が言っていたり、「crazy love」というタイトルの歌や本が20以上あることからもわかる。恋愛は喜びと苦痛の両方を伴う。そんな恋にどう向き合えばいいのでしょうか。話者は恋愛の捉え方を変化させることが1つの方法だと述べた。

「共同芸術としての恋愛」という考えにすることで恋愛を1種の美的経験として捉え「私たちは良い協力者とは言えないから別れた方がいいかも」というようにそれほど重くならずになれる。ただ、この考え方は誰かの愛情を得たり失ったりすることではない。その考えは捨てねばならない。ただ、その人を信頼することが必要不可欠である。この捉え方は恋愛にもっと多くの喜びを見いだし、苦悩を減らす手助けをしてくれるでしょうと主張している。

印象的な英語表現:

  • Smitten
    • 海外で恋とはと聞かれてよく使われるこの単語には「悲惨な苦しみ」と「深く恋をすること」の2つの意味があり、面白いと感じたから。
  • Someone has set up camp in your brain
    • 誰かが頭の中に居着いてしまう”という表現を頭の中でキャンプを張るという表現で表していて面白いと感じたから。

取り上げた理由:

12月というシーズンを過ぎてもなお教英男子1年、誰一人として彼女ができない現状があり、その原因が恋愛の捉え方にあるのではないかと推測したため、恋愛とはなにかを学ぶことでこの現状からの脱却を目指し、1年で最後のチャンスであろう2月に向け準備をするため。

The perks of being a pirate by HH

内容紹介: 

スピーチをしているトム・ナッシュさんは19歳の頃に病気にかかり、肘から下の両腕と膝から先の両足を失い、また顔にも酷い傷を負ってしまった。トムさんの元々の職業はギタリスト(今はDJ)で、両腕を失ってギターが弾けなくなってしまったと落ち込んだが、自分の腕につけたフックに取り付けられるピックを持つ器具を考え出し、ギターがまた弾けるようになった。(このフックにより、海賊と自称している)

誰でも特有の弱みがあり、それを素直に受け止めて行動することで、学ぶ力や適応する力などが自然と身に付くと自己の経験を基に述べている。また、「逆境は自分をたくましくさせてくれる」という言葉も印象的だ。

印象的な英語表現:

  • I was right back where I was before losing my hands, being issued with noise complaints from my neighbors, obviously.
    • 私は手を失う前の地点に戻ったのです、合わせて近所からの苦情も戻ってきました。

→フックを付けたことで再びギターを弾けるようになったことを、ちょっとした面白いエピソードを挟んでいる所が面白いと感じた。観客を惹きつける力に感心した。

  • We’re merely a blip on the time line of the universe, right?  Act accordingly.
    • 私たちは宇宙という時間軸で見れば一瞬の存在に過ぎないですよね?それに応じた行動を取ってください。

→自分のためにもっと時間を有効に使わなきゃ!という気持ちになった。

取り上げた理由:

最初に「海賊でいることの特典」といったタイトルを聞いた時に、誰もが「海賊?!どんな内容なんだろう」と興味を示してくれるだろうと考えた。また、トムさんのジョークを含んだスピーチは、生徒も飽きずに楽しく聞けると思い、取り上げた。

そしてこの動画は、困難に立ちはだかっても、冷静に状況を把握し、対策を考え積極的に実行すれば、乗り越えることが出来ると勇気を与えてくれるだろう。無理だと決めつけず、色んなことに挑戦しようとする意志を持たせたいと思い、この動画を取り上げた。

The next outbreak? We’re not ready: Bill Gates by TY

内容紹介: 

ビル・ゲイツ氏によると、かつて一番恐れていた災害は核戦争だったが、いま最大の世界的危機はウイルスである。核ミサイルよりも私たちの命を奪う力の大きい、微生物に変化した。その理由の1つとして、これまで私たちは核の抑制に巨額の費用をつぎ込んだが、疫病を抑制するための準備をほとんど何もしてこなかったことが挙げられる。

エボラについての例を見てみると、システムが存在しなかったために対処しきれていなかったことが分かる。このウイルスにより西アフリカのおよそ1万人の人々が亡くなったが、これ以上に感染拡大しなかった理由が3つある。1つ目は、ヘルスワーカー達による努力。2つ目に、エボラが空気感染をしないこと。そして3つ目に、これは運であるが、都市部で感染が起きなかったこと。スペイン風邪のように、もし空気感染によりウイルスが広がれば、猛烈な勢いで世界中に蔓延する。

私たちには、優れたシステムを作ることができるほどの科学技術がある。ツールがあるので、それを組み込まなければならない。そのために、戦争に備えることから学べるように疫病に対しても準備しなければならない。まず、貧しい国々への医療システム。次に、医療関係者をすぐに派遣できるようにすること。そして、彼らを軍隊と連携させること。さらに、ウイルスの感染拡大のシュミレーションをすること。最後に、ワクチンの研究開発。

パニックに陥る必要はないが、時間は味方してくれないので今すぐ取り組まなければならない。エボラの蔓延から得たことは、私たちに準備を起こさせる警鐘である。

印象的な英語表現:

  • We need to get going, because time is not on our side.
  • wake up calling
  • If we start now, we can be ready for the next epidemic.

取り上げた理由:

今、世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス。それに伴い、私たちはこれまでの日常が奪われ、新しい生活様式への変化を強いられた。このようなことは誰もが予想できなかったと思っていたが、ビル・ゲイツ氏は5年ほど前から、何らかのウイルスによるパンデミック(世界的大流行)をこの動画で予言していたと言われている。新型コロナウイルスについての内容は非常にタイムリーであり、かつ早期収束を願う私たちみんなが興味のある内容であると思い、私はこの動画を取り上げた。

Lindsay Amer: Why kids need to learn about gender and sexuality by IJ

内容紹介: 

「ゲイだっていいじゃないか」、「ゲイは”Happy”っていう意味だよ」というとても印象深い歌詞を歌いながら、話者Lindsay Amerはスピーチを始める。彼は子供たちへセクシュアリティについて教えることの重要性を観客へと訴えており、彼が作った「Queer kid stuff」というWeb動画では、LGBTQ+や社会正義について幅広い世代へと届けるために、これらの内容をわかりやすい定義や比喩を用いた“歌”にして、世界中へと配信をしている。小さな子供も性について考えるべきだと主張する彼の周りには、賛同する者もいれば、嫌がらせをするなどして理解を示さないアンチも存在する。しかし、「子供は子供のままでいさせるべき」だという彼らの言葉に対して、彼は疑問を持つ。その“子供”に全ての子供が含まれているのだろうかと。公に性について語られていなかったために、他の人と自身の違いが分からないまま成長し、アイデンティティが理解出来なかった彼だからこそ語ることのできる、子供へ性について考えさせることの意味を学ぶことが出来る。

印象的な英語表現:

  • Gender is about how we feel and how we express ourselves.
    • ジェンダーはすでに決められている固定観念のようなものではなく、自分自身の感じ方や表現によって生み出される自由なものなのだというメッセージをこの言葉から感じたため、記憶に残っていた。
  • I want them to love others for their differences.
    • 他者との違いこそが、相手を愛することのできる理由なのかもしれない、と考えさせられた。とても意味のある言葉なので、誰しもが一度は考えるべき内容だと思う。

取り上げた理由:

性に関する問題と聞くと、子供を相手にした授業ではなかなか取り扱いにくい内容ではないかと思うのだが、Lindsay Amerのスピーチや作成した動画などでは、これらの内容を歌とともに伝えているため、気軽に耳にしながら学べるのではないかと思ったから。

The myth of the gay agenda by HA

内容紹介: 

私が紹介する動画はLGBTの一つである、ゲイ、の男性の演説を映した動画です。ある男性が16歳の頃に見たドラマを通して、自分自身の感性や考え方を認め、オープンになれた、という体験談をその時のリアルな心情を含めながら語っていく、という動画です。演説をしている男性のジョークも、LGBTに関することが多く、非常に特徴的でした。

印象的な英語表現:

  • I was happily gay and I guess that’s supposed to be right because gay means happy too.
    • 僕はハッピーなゲイだ、ゲイにはハッピーと言う意味もあるし。
  • I have taught myself to sew cook fix plumbing build furniture I even put myself on the back when necessary all so. I don’t have to ask anyone for anything. There’s nothing I need from anyone except for love and respect and anyone who can’t give me those two things has no place in my life.
    • 僕は縫い物も料理も水道管の修理も自分でできるし、自分で自分を褒めることもできる、そうすれば誰にも頼らなくて済む、ただそんな僕でも必要なものは愛とリスペクトだけだ、その2つをくれない人には用はない。

取り上げた理由:

最近、性の多様化が始まってると思います。ある議員の方がLGBTを軽視するような発言をしたことで話題になったこと、LGBTに加えてQという言葉も追加されたこと、などから明らかに近年性的少数への意識が高まり、広まってきていると考えられます(Q:クエスチョニングの略で自分の性を理解できていない状態を表す)。

性的少数派は、少数派という名前の通り少数ではありますが、気づいていない、もしくは隠しているだけであり、ほぼ確実に身近にも生活しています。

なぜならこの方たちの割合は3%から5%であり、学校の1つのクラスに1人から2人ほどいるという計算になるからです。そのような世界で生きていく人が、世の中の5%の人のことを、ただの変な人、とのみ捉えて生きていくのはつまらない。

ネガティブな感情も、受け入れていこうよ。by KI

内容紹介: 

Susan Davidは、人が本当の意味で立ち直り成長するためにはもっと感情の敏捷性を高める必要があると考えている。彼女は15歳の頃父親を亡くしたが、周囲には弱みを見せず、悲しみを受け入れるのを拒んでいた時期があった。そんな彼女の考えを変えたのは、中学2年の時の英語の先生である。その教師はSusanに悲しみや心の痛みをそのまま出すように言った。人々は自らの感情に対してこうあるべきだという傾向が強くなっている。その一方で、自らの感情を閉じ込め、正しいであろうとされる感情だけを受け入れようとしている。しかし人生に辛い感情はつきものであり、ストレスや不愉快な感情は避けられない。どんな感情でも受け入れるということが立ち直り、力強く生き、本物の幸せをつかむために必要不可欠であると彼女は言う。

印象的な英語表現:

  • Discomfort is the price of the price of admission to a meaningful life.
    • 不快なことは意味のある人生を送るために必要な対価である。

取り上げた理由:

学生時代は思春期ということもあり、辛いことや苦しいこと、悲しいことなどのマイナスな感情に陥ることも多いだろう。私自身もそうだったが、マイナスな感情に陥ると、「今の自分はネガティブになっていてよくない。ポジティブな方向にもっていかないと」と、感情を否定することが良くあった。しかし、今回のTED talkでも述べられているように、Discomfortは誰にだって存在する当たり前の感情で、無理に抑え込む必要はない。むしろ、この感情こそが意味のある人生を送るために必要となるものなのである。

自身がマイナスな状況に侵されている最中は明るい未来など想像できないことが多いだろう。この不快な感情に何の意味があるのだろうと悩むこともあるだろう。そんな時、この言葉が生徒の気持ちを少しでも前向きに、そして自分自身の感情を認め肯定できるきっかけになるのではないかと考え、この英語表現を選んだ。

How autism freed me to be myself by KO

内容紹介: 

自閉症傾向のあるルーシーさんが、自身の経験について、比喩やジョークを交えながら軽快に語っている。自閉症とは実際どのような症状なのか、自閉症の人々が何を考えていて、それゆえにどんな行動をとっているのかを、自身とその兄弟の経験談を用いて教えてくれる。また、大衆が抱く自閉症へのイメージについても彼女自身の見解を述べ、そこから「普通とは何か」という問いを聴衆へ投げかける。個性を押し殺して普通を装う人の心理はいかなるものか。普通が善で、異常が悪なのか。視聴者が、自身に無意識に根付いていた固定観念について考え直すことのできる内容である。

印象的な英語表現:

  • it sorts the wheat from the chaff

    • 直訳では「小麦と籾殻を選り分ける」となるが、スピーチの中では「人を選り分ける」という意味合いで使われている。話の意味が理解できていないと表現の真意が掴めないという点で、難しい表現になっていると思う。他にも、比喩を用いることで印象を強めている内容が多くあった。この部分も、発話者の心理が読み取れる印象的な表現になっている。

取り上げた理由:

主に中高生に見て欲しいと思う。周りに合わせて、浮くことを異様に避ける傾向のある思春期の生徒たちに、少数派でいることの誇らしさや多様性の素晴らしさを少しでも伝えられたらいいと思い、この動画を選んだ。また、自分が生まれ持ったものについて悲観的に捉えるのではなく、見方を変えて長所と捉えることの重要性も、ルーシーの話から学びとることができる。自己肯定感が下がってしまうことの多い児童生徒にも、響くものがあるのではないかと思う。

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