固定ページとして「英語教師になる人のためのブックリスト(私家版)」を整備していくことにました。これまでもそういう趣旨で色んな本に言及してきましたし、授業の初回に参考文献の案内もしているのですが、いつでも一覧できる場所を用意しておくといいかもしれないと考えた次第です。「英語」は取っても構わないのですが、際限がなくなってしまうので一応、限定しておきます。

一番の目的は、英語教育関連以外の良書を厳選して紹介することだったりします。教員養成課程の忙しさもあってか、本を読むのは苦手and/or嫌いだ、本を読むより経験から学ぶという学生が少なくありません。英語教育関連の書籍は、授業やゼミで紹介して、ある程度は読む機会も用意できるのですが、英語学や教育学、あるいは心理学・社会学といった他の分野の文献は決して多くはない授業に任せるのみで手薄になりがちです。で、教員になる直前、あるいはなってからの休日に大きい書店の教育関連コーナーにすが(ってキャッチーさに惑わされて、中身の薄い本につかまってい)る姿をみかけることになる。その際、英語学や英文学を専攻していなかった人は何を選んでいいのかわからない。どうしても手に取る本も偏ったものになりがちです。少しでもこの状況を良くしたい。

現状でもちょっとググれば優れた本読みたちのレビューやブックリストは見つかるわけですが、英語教員養成に携わるものの責務として、英語教師になる上で(これは採用後も含めて「英語教師」という存在になっていくという意味合いで使っていますが)、これだけは読んで損をしないよ!という本を厳選して、できればさわりも紹介していきたいと思っています。本はその人の歩みの歴史と共にあるわけで、読書マッチョ的に大量の本を押し付けるようなことはしたくないわけですが、コンパスを持たない人が迷ってつまらない本を掴まないための手助けになれば。つまり、読書家の先生がたのためのリストではなく、あまり本を読む経験を持ってこなかった、読む時間を作れない人にもこれだけは是非…というエッセンシャルズとして完成させたい。通常の投稿は自分の研究のための論文や本のレビューも混在しているので、ページとしてリストを独立させた次第です。

今のところ当該ページでご覧いただけるようなカテゴリーを立てていますが、「英語教師になる上でこの本は役に立った」、「こういうジャンルも紹介してほしい」というご意見・ご感想ありましたらお寄せください。(学年ごとに多少調整を加えて)自分のところの学生に配るつもりで作っていますが、ご希望があれば配布資料版も掲載します。さわり紹介も含めて完成するのはいつになるかわかりませんが。