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恵投いただいた

の2冊もようやく目を通すことができた。

まず鈴木・西原(編)についてだが、小学校の先生がたには全然難しい、という評価は、ただちに『小学校で英語を教えるためのミニマム・エッセンシャルズ』に返ってきて何も言い返せなくなるのだが、本書も授業等での解説が付くことが前提という感じ。

個人的には玉でも石でもこういう本が選択肢として多くあるのは悪いこととは思わないので、冒頭の板垣先生の、一切の柔らかさを排除した序章が逆に味を感じて笑った。これでよく小学校の先生がたに伝わると思いましたね感。全体として宮教の先生(とその近しい人?)が多いので、どういう感じかわかって面白い。

酒井先生にいただいたので酒井先生の章について触れると、この章も決して簡単に読めるというわけではないが、「キーコンセプト」でまとめてあるのが良い。小学校の先生がたが外国語(活動)主任になって、英語教育系の本に手を伸ばしたり研究会に参加したりすると出会う用語・概念だからだ。個人的に処理可能性理論をまとめているのがアツい。

次いで、田中・髙木・藤田・滝沢・酒井(編)についてだが、読んで『はじめての英語教育研究』の姉妹編と言っていただける理由がわかった。構成や8つの実践研究を事例として伝えようとしている内容は基本的に『はじめての英語教育研究』と重なる。ただ、8つの実践研究で一貫していることと圧倒的に読みやすい筆致で、実践を研究として考えていきたい先生がたに本当にお薦めできる。前著から浦野先生と亘理を引いて滝沢先生を足すとこんなにわかりやすくて良い本ができるのか、と涙した(半分冗談です)。担当している「英語教育リサーチメソッド」もこっちで(こっちのほうが?!)いいのかも、、、(泣いてないから