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ご恵投いただいた

は、さすがの胡子先生で、目配りが効いた実用的な一冊。若い先生がたに特に薦めたい。

今の状況は普通の授業どころではないだろうが、もし時間があるなら、本書を読んでこれから先の授業についてイメージを豊かに肉付けしておくのも有益だろう。本書を読んでいると、授業の中で、英語を通じて生徒ともっと意味のある言葉のやり取りができそう、と励まされるだろう。生徒同士がもっと意味のある英語のやり取りをするのをもっと助けられるのでは、と自身の授業の課題が見えてくるだろう。

文献の性格ゆえか、典拠やさらなる学習のための参考文献の記載がないのが残念ではあるが、用語の説明もしっかりされていて、全体を通じて圧倒的に読みやすい。発問づくりのための教材研究と、技能(領域)別の発問の具体的提案に章が割かれているのが本書を特に若い先生に薦める理由だ。

各学年2つずつの実践事例が、巻末の学習指導案とともに載せられているが、これだけで授業の様子をvividにイメージできるとは考えにくいので、DVDその他の手段を通じて胡子先生の授業を一度見るべきであろうとは思う。