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[本089] 広田『学校はなぜ退屈で大切なのか』

[本089] 広田『学校はなぜ退屈で大切なのか』

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教育に直接関係する人にもしない人にもオススメできる良書。

「学校はなぜ大切なのか」というタイトルだと凡庸で全然手に取ってもらえないからだろうが、退屈さを責め立てる部分はなく、しみじみバランスの取れた、社会に向けた公教育の擁護だった(そう思うのは私が教育学者だからかもしれないが)。教職志望の学生たちにはぜひぜひ読んでほしい。先生方も背筋が伸びて、クリアな見通しと少しの勇気をもらえるのではないか。

個人的には、コメニウスの『世界図絵』がちくまプリマー新書に掲載されたというのがなかなか熱い。最近、「『個別最適な学び』の何が問題か」という論文を書いたのだが、第3章まで読んで一旦忙しくなっていたので、第5章を読む前に書き上げてしまえてよかった。読んだ後だと、意識してちょっと書きにくくなっていたかもしれない。

ちなみに、帯は外さず読んでしまうのだが、持ち運び中にだいたい破れたり千切れたりする系芸人である。

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