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明日の話なので告知としては直前過ぎるのだが,胡子美由紀先生(広島市立早稲田中学校)と下鶴真理先生(浜松日体中高校)を招いての「達人セミナーin静岡」(常葉大学短期大学部)で,私も

  • 「授業支援のためのICT活用: The first step and beyond」

という題でお話をする(14:40-15:30)。

この機会を与えてくれ,準備に奔走して下さった先生がたには申し訳ないが,個人的には「達人セミナー」という名称は好きではない。駆け出しの私が「達人」などおこがましいにも程があるし,「達人」が教師の目指すべきところとも違うだろうから。お呼びするお二人の先生はそう呼ばれて然るべきだろうが,それとて結果としてそうなったのであって「達人」を目指して走ってこられたわけではないだろう。

閑話休題。基本的には,昨年11月に静岡大学教育学部附属島田中学校教育研究発表会で講師を務めたワークショップの内容(下記スライド(ただしサビ抜き)参照)と同じだが,今回は,時間が50分に限られることと,参加者にタブレット端末やPCが行き渡らないことから,授業支援に限定してお話しする予定。

もともと私は,児童・生徒・学生全員が授業でタブレット端末を活用する必要はそれほどないと考えている――よほど制度やコンテンツが整わない限り,少なくとも毎時タブレット端末で学習という光景は想定し難い。どこかの予算に余裕があれば配っても構わないが,仮に一人ひとりに配るとしても,それは主として授業外の時間の学習に活用されるものとした方がタブレット端末の真価を発揮するだろう。授業では事前に録画・録音してきたものを持ちよったり,ペア・グループに1台を割り当てて活用するほうが現実的で実りも多いように思う。

加えて,授業におけるICT活用は,先ずは教師の授業支援としてこそ実践が積み重ねられ,環境整備が進められるべきだと考えている。実際,教師の授業支援としてのICT活用には――この記事を読んでくれるような方には既にお馴染みのことも多いかとは思うが――内容構成・授業運営の面で大きなインパクトとなる可能性があると思う(三省堂「Teaching English Now」No.27にもその線で記事を書かせてもらった)。

私自身,大学の授業で様々な機器を使いこなしてはドヤ顔をしたり大学の環境に文句を言ったりしているが,特に教職科目では,そういう使い方ができるということを実例として見せ,自分が受けてきた授業で形成されている学生の中の可能性の枠を押し広げることが重要だと考えている。学生が教職に就いた時,自分の引き出しの一つとして活用するか,活用できるかというのは一応また別の話だ。

ただ,明日のセミナーに参加してくれる教師のみなさんと教師志望者のみなさんからすれば,(大半は私の授業を受ける機会はないのだし)目の前の児童・生徒の英語学習支援となり得るツールを知りたいことだろう。一部は明日の話の中でも取り上げるが,もし時間や環境が許せば以下のアプリを紹介しただろう。

話の中では言及しないものの,配布資料ではアプリ名とURLを紹介した。参加者以外にも参考になることがあれば幸いということで,ここにも置いておく。

[配布資料20140216]