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Facebookの研究仲間が紹介してくれたこちらの本、とてつもなくよい本で、一気に読んだ。みんなに配って歩きたいくらい。

卒論や修論の調査で質問紙・テストを作るみんなに読んでもらいたいし、ワークシートなどの教材を作る先生がたにも参考になることが多いだろう。担当する「情報処理」で取り上げることと重なる話も多くて、その参考文献にしても良い。いや、した方が良い。

紹介してくれた方と同じく、p. 167でユッキーちゃんが大きな気づきを得るところが本書のハイライトだと思ったが、全体を通じてなんせ構造が素晴らしい。具体的な課題があって、取り組んでみるもうまく行かず問題が見えてきて、改善が分かりやすく示される過程を描くマンガ部分と、コンパクトに改善のポイントの要約と、初期と改善後の対比を示すまとめという構成が、まるで授業のお手本のようで、メタ的にデザインのモデルになっている。

主人公ユッキーちゃんの世界との向き合い方や、屈託のない自己の開き方もチャーミングだが、本書の鍵を握る最も重要な存在だと個人的に思うのは、具体的なしごとを頼み続ける店長と、的確かつ適切なアドバイスをし続けるアヤカさんの存在。教師の役割の端的な二分であり、どちらが欠けてもユッキーちゃんがあんなにフロー状態を続けることはないだろう。