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[本079]  前田『まんがで知る デジタルの学び』

[本079] 前田『まんがで知る デジタルの学び』

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2016年の『まんがで知る教師の学び』第1作から数えて7冊目。この刊行のペースで、むしろ構成や表現はますます巧みになり、文献紹介も欠かさない仕事ぶりに何より驚嘆してしまう。

展開はややスムーズすぎるとは言え、今作は特に、若い先生に向けた前田先生の熱いメッセージが感じられる。アセスメントのくだりや研修の話など、さすがだなと思う。このシリーズも3まで出てSTAR WARSのようなことになるのだろうか。

部分的に切り取りにくいので自分の授業で紹介することはないが、『まんがで知る…』から視点と意欲を得て、さまざまな文献を読んだり実践を試みたりして考えるという順序でこのシリーズを学生にも積極的に活用してほしいと思って研究室に並べている。しかし意外と借りていく者は多くない。ディープなマンガ好きには面白くなさそうで、マンガを読まない者には『アニメで知る…』が必要なのかもしれない。

一方で、『まんがで知る…』は、吉良先生のようなロールモデルを欲する先生や、吉良先生のようでありたいと思うミドル・リーダーや指導主事の先生にとって最も共感を持って読まれるのではないかとも思う。担当する研修で取り上げて、本シリーズからそれぞれが学んだことや、研修の持ち方について変えたいと思うことを話し合ってみるのもいいかもしれない。

ちなみに、前田先生の名前は『どうする、小学校英語?: 狂騒曲のあとさき』の松川禮子先生の付記にも登場する。

2 thoughts on “[本079] 前田『まんがで知る デジタルの学び』

    • Author gravatar

       ご感想ありがとうございます。
       大変光栄に思います。
       まんがを一人で描いていくのは本当に骨が折れる仕事ですが、様々な人たちからご感想をいただけることが何よりも嬉しく感じているところです。
       今度の拙著は、書名こそ「デジタルの学び」ですが、「教師のバトン」のメッセージも込めております。
       教師という仕事を選んだ人への応援の本かもしれません。
       続編は、また別の視点から「デジタルの学び」について考えていきたいと思っております。
       今後ともどうぞよろしくお願いします。
       

      • Author gravatar

        前田先生、コメント、ありがとうございます!これまでの6冊でもそこここに感じ取っていたことですが、まさに、(先輩からの)「教師という仕事を選んだ人への応援」ですね。続編も楽しみにしています。

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