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[雑感124] 教科書の多様な題材

[雑感124] 教科書の多様な題材

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教科書にいろんな題材の文章が載っていて英語の先生は大変というのは事実だが、その一つひとつにすごく詳しい必要はないにせよ、毛嫌いしたり興味を持たせるのは無理だと思ったりせず、常にオープンでいてほしいな、とは思う。それを通じて生徒に英語や世界と出会ってもらうことを楽しんでほしい。

「『全く興味がない』とか『何でもいいや』という生徒に対してどうしたらいいか」という相談を受けて思ったこと。私自身はどんな話題であれ「おおし、どうやって興味持ってもらおうかムフフのフ」とそこにやりがいを見出すタイプなので、自分が詳しいトピックだろうとそうでなかろうと、あまり悩んだことがない。新しいことを知るのは大体うれしいたのしい大好き。

どうしてもこれを上手にハンドルできないと思ったら、無理に扱う必要はなく、自分が楽しく英語や世界と出会わせられそうな題材で授業をしたらいい。しかし、それは生徒の問題というよりは、今の自分(たち)や学校に立ちはだかった壁なのだと言える。つまりは成長の契機だ。

先生自身が新しいことを知ること、新しい自分と出会うことを楽しめなくなったら、教えるという仕事から充実感を得るのは難しいだろうなあと思う。そんな時は相談してください。

「泥にまみれろよ」と魚住は言った。泥がつく前にどろんこを子どもから奪おうとするのでもなく、先生自身は泥から遠く離れた高みで子どもを泥に放り込むのでもなく、子どもと一緒になってどろんこ遊びができる、どろんこ遊びの先をゆく存在になれる環境を先生方に用意してあげたいものだ。

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