レビュー
[本165] 奥村・有元・阿部(編)『コミュニティ・オブ・クリエイティビティ』

[本165] 奥村・有元・阿部(編)『コミュニティ・オブ・クリエイティビティ』

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阿部さんの『創造性はどこからくるか』も読んでいたので、とてもおもしろい企画と思って読んだ。英語教育関係者だけが集まってもまずこういう本はできないだろう。

モザイク的に対話と理論的考察、図工や家庭科の実践の振り返り的記述、活動のアイデアが散りばめられ、系統だっているわけでもどこかに収斂していくわけでもないが、それも著者たちのねらいだろう。後半は仏教の説法をぐるぐる聞いているような気持ちになったが、p. 232辺りまで来て全体が腑に落ちた。

佐伯 胖(編)『子どもの遊びを考える: 「いいこと思いついた!」から見えてくること』と並べて読むとおもしろいかもしれない。

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