[本076] 三中『読む・打つ・書く』

[本076] 三中『読む・打つ・書く』

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学生の時に家にあったら親に「お前どうした」と言われそうな書体&書名だが、今なら安心。

まさにこれに尽きたい書名でほとんど止まらずに読んだ。

自分が三中さんのようになれるとは思わないが、いずれのセクションも全身に沁みた。特に「打つ」が参考になり、「書く」で背中を押してもらって、全体として専門家の役割を考える上での示唆ももらった。「読む」の二段階の読み方についても研究に取り組む学生に伝えるべきことであるし、インターリュードは研究者としての人生を考えさせられる。

こちらの記事で中澤さんの本を通じて触れたことについても、三中さんによる隠岐さや香『文系と理系はなぜ分かれたのか』の書評を読んで、ああなるほどと腑に落ちることがあったり、とにかく本を読む者にとってはthought-provokingな一冊。

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